羽島市コミュニティバス

羽島市コミュニティバスについて

羽島市コミュニティバスは、岐阜県羽島市が運営する市民のための公共交通サービスです。このバスは、岐阜羽島バス・タクシーに委託されて運行されています。バスサービスは2007年10月1日に「羽島市公共施設巡回バス」と「羽島市代替バス」の路線を統合する形で開始されました。その後、2016年4月1日からの実証運行を経て、同年10月1日より本格運行に移行しました。

路線について

羽島市コミュニティバスは、主に市内をカバーする4つの市内線（はしまわる線）と南部地域を結ぶ2つの南部線から成り立っています。このような構成により、地域住民は必要な場合に容易に移動できるよう配慮されています。

市内線（はしまわる線）

市内線は4つのルートが設定されています。

1. 東・はしまわる線: 市内北東部を運行し、JR岐阜羽島駅を起点として市民会館、市役所、観光交流センターなどを経由します。ルートは多岐にわたり、主に日常的な用事に便利な場所を結びつけています。
2. 西・はしまわる線: 北西部エリアをカバーし、市民病院や文化センター、南宿駅南などにアクセスできます。各停留所は、特に市内の重要な施設に近接しています。
3. 中・はしまわる線: 市内の中央部を走行し、福寿コミュニティセンターや羽島温泉、円空資料館などの観光スポットや施設に取り囲まれています。
4. 温泉・はしまわる線: 市内の中心から羽島温泉へ向かうルートです。休暇やリラックスしたいときに温泉へ簡単にアクセスできます。各ルートの始発はJR岐阜羽島駅からとなり、運賃は100円の均一料金です。

また、1日乗車券は250円、回数券は11枚つづりで1000円、定期券の利用も可能です。障害者には事前申請による無料乗車券制度も用意されています。なお、運行は平日と土曜日に行われ、日曜日や年末年始は運休となります。

南部線

南部線は、旧羽島市の代替バスのルートを踏襲しています。愛称は「円空さん」で、運賃は市内線と同様です。日中はワゴン車に切り替えられ、便数も1時間に1便となります。休日にはさらに便数が減りますが、羽島市役所前駅で名鉄竹鼻線と接続しています。停留所は廃止された鉄道の駅跡やその近くに設置されており、地域の足として重要な役割を果たしています。

このように、羽島市コミュニティバスは地域住民の日常生活を支えるために設計されており、便利で手頃な公共交通手段としての魅力を備えています。地域の情報や観光名所にもアクセス可能なため、観光客にも訪問しやすいバスサービスとなっています。

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