羽鳥×宮本 福岡好いとぉ

羽鳥×宮本 福岡好いとぉ：福岡の魅力を再発見する旅

2019年1月28日から12月2日にかけて、九州朝日放送（KBC）で放送された『羽鳥×宮本 福岡好いとぉ』は、同局開局65周年を記念した、ゴールデンタイムのレギュラー番組でした。人気司会者である羽鳥慎一さんと、KBCアナウンサーの宮本啓丞さんがダブル司会を務め、福岡の隠れた魅力や、地元の人々も知らないようなディープな情報を紹介する番組として注目を集めました。羽鳥さんにとって、ローカル番組の司会は本作が初挑戦でした。

番組は、前半で『羽鳥慎一モーニングショー』でおなじみのパネル形式を用いて、福岡の魅力を多角的に分析。後半では、福岡ゆかりのゲストを迎え、「はとりばす」と呼ばれるラッピングバスに乗って、福岡の様々な場所を巡る旅を展開しました。ゲストと共に地元の文化や歴史、食などを深く掘り下げることで、視聴者にとって新たな発見や感動をもたらす構成となっていました。

番組には、LinQの髙木悠未さん、「はとりばす」ホスト役として、パンクブーブーの黒瀬純さん、石原良純さん、ココリコの遠藤章造さんなど、バラエティ豊かな顔ぶれが出演。ナレーションは木村匡也さんが担当しました。

放送された回ごとに様々なゲストが登場し、福岡の魅力を多様な角度から紹介しました。初回は加藤一二三九段が「はとりばす」に登場、その後もIKKOさん、ヒロシさん、佐々木健介＆北斗晶夫妻、中村あゆみさん、井上公造さん、そして玉川徹さんなど、多彩なゲストが番組を盛り上げました。また、石原良純さんは複数の回にスタジオ出演しました。夏には夏休みスポットを紹介するスペシャル企画も放送され、石原良純さん、東尾理子さん、黒瀬純さんが「はとりばす」で福岡を巡りました。

さらに、陣内孝則さんをゲストに迎えた回では、東京の美食探訪を通して、福岡の文化を再考する構成に。広瀬香美さん、指原莉乃さん、そして最終回には黒木瞳さんらも出演し、それぞれが福岡の魅力を再発見する旅を展開しました。最終回は90分拡大スペシャルとして、黒木瞳さんが愛するパワースポットや庶民派グルメスポットを訪れ、福岡ソフトバンクホークスの川島慶三選手と中村晃選手、そしてLinQも登場しました。

スピンオフ番組と復活特番

『羽鳥×宮本 福岡好いとぉ』の人気を受け、複数のスピンオフ番組が制作されました。2020年1月からは、宮本啓丞さんと羽鳥慎一さん、そしてKBCお天気キャスターの佐藤栄作さんが、団地の魅力を紹介する『宮本×羽鳥　団地好いとぉ』がスタート。宮本さんの「団地鑑賞家」としての視点と、羽鳥さんの視点が合わさり、団地の歴史や建築技法などの知られざる魅力を掘り下げました。この番組は、テレビ神奈川でも放送され、関東圏でも人気を集めました。

2023年には、2つのスピンオフ番組が放送されました。一つ目は、羽鳥慎一さんと指原莉乃さんがメイン司会を務めた『羽鳥×指原 ご当地!推しメシツアー それ東京でも食べられますけど!』。全国ネット番組として、著名人がおすすめする「推しメシ」を通して故郷への思いを伝える番組でした。もう一つは、終了から3年半ぶりに復活した『羽鳥×宮本 福岡好いとぉ リターンズ!』です。DAIGOさんをゲストに迎え、「はとりばす」と共に進化した福岡の魅力を再紹介しました。DAIGOさんの父親である内藤武宣さんも福岡出身であるため、この企画に深い縁がありました。その後も、2024年現在も不定期で放送が続いています。

2024年には、『羽鳥×指原 ご当地!推しメシツアー それ東京でも食べられますけど!』の第2弾が放送。吉瀬美智子さん、尾形貴弘さん（パンサー）、ハリー杉山さんをゲストに迎え、東京で郷愁を味わえるグルメツアーが展開されました。吉瀬美智子の恩人である、福岡のモデル事務所「オフィスノアール」創設者の竹田麻紀さんもサプライズ出演しました。

『羽鳥×宮本 福岡好いとぉ』とそのスピンオフ番組は、福岡の魅力を様々な角度から紹介し、多くの人々に感動と発見をもたらしました。これらの番組は、地元福岡を愛する人々だけでなく、全国の視聴者にとっても、記憶に残る番組となっています。

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