聖園女学院中学校・高等学校

聖園女学院中学校・高等学校

概要

聖園女学院中学校・高等学校は、神奈川県藤沢市みその台にあるカトリック系の私立女子教育機関です。この学校は、名古屋市に本部を置く学校法人南山学園の一員として運営されています。2024年度からは高校生の募集を再開する計画です。

学校の教育は、完全な中高一貫教育を重視し、生徒の成長を支援しています。毎朝の朝礼や終礼時には、祈りとともに聖歌が歌われ、ミサは年に数回行われます。校内には「マリアホール」や「イエスの聖心聖堂」などの教会施設も完備されています。

生徒たちは花の名前の付いたクラスに分けられ、各クラスでは30人から40人の規模で教育が行われます。中学1年生からは英会話を少人数制での授業が導入され、高校ではスキルに応じたクラス編成が行われています。高校生は文系と理系に分かれ、選択科目も習熟度に応じて学べます。

学校行事

学校では、様々な行事が年間を通して行われます。入学式や卒業式、球技大会、聖園祭、ミサ、クリスマスキャロルなどが例として挙げられます。また、近年ではSDGsに関連する探究活動や総合学習にも力を入れ、学問の枠を超えた人間教育を推進しています。

姉妹校と提携校

聖園女学院には、附属の幼稚園が2つあり、さらに提携校として南山中学校・高等学校、聖霊中学校・高等学校、南山大学などがあります。これにより、生徒は幅広い教育の機会を得られます。

沿革

学校の歴史は1920年に遡ります。「聖心の布教姉妹会」が設立され、1946年に聖園女学院高等女学校として開校されました。1948年には現在の聖園女学院高等学校に名称が変更され、さらに聖園女学院中学校が設立されます。

1980年代には中高6年間の一貫教育制が導入され、その後も学校は改築や合併を経て、現在の姿に至ります。近年には、より良い教育環境を整えるため、各種施設が新たに建設されています。

アクセス

通学には藤沢本町駅から徒歩で約12分、善行駅からは15分でアクセス可能です。バス路線も整備されており、便利に通学できます。また、近隣には白旗坂などの歴史的な名所も存在しています。

制服

中高の制服は、ボレロと呼ばれる上着を基に、女子らしいスタイルを実現。夏季の盛夏服や冬季のセーターも用意され、学生たちの個性や快適さを尊重しています。

部活動

運動部や文化部など、多彩な部活動が用意されており、生徒たちは学業だけでなく、クラブ活動を通じて成長する機会も得ています。

著名な出身者

この学校からは、多くの有名人が巣立っています。宝塚歌劇団の麻乃佳世や若央りさ、気象予報士の真壁京子、そして元政治家の糸山英太郎もこの学校の卒業生です。

まとめ

聖園女学院中学校・高等学校は、カトリックの精神に基づき、質の高い教育を提供しています。生徒は、実践的な学びと豊かな人間教育を受けながら、未来を見据えた自身の成長を育んでいます。

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