聖通寺山

聖通寺山：瀬戸内海の絶景と歴史が織りなす癒やしの空間

香川県綾歌郡宇多津町と坂出市に跨る聖通寺山は、標高約120mの美しい山です。山頂付近には北峰（120.2m）と南峰（117m）の二つの峰があり、その雄大な姿は、瀬戸内海の穏やかな水面と、雄大な瀬戸大橋の景観と見事に調和しています。三角点は北峰よりやや低い118.3m地点に設置されています。

古代の歴史とロマン：積石塚古墳

聖通寺山の北峰山頂には、積石塚古墳（聖通寺山古墳址）という歴史的な遺跡が残されています。この古墳は、古代の人々の生活や文化を知る上で貴重な史跡であり、静寂の中で歴史の息吹を感じることができます。古墳周辺は整備され、歴史散策にも最適な環境です。

恋人の聖地：息を呑むような瀬戸内海の絶景

聖通寺山は、その美しい景観から「恋人の聖地」としても知られています。特に、北峰にある結婚式場「サンアンジェリーナ」の展望台からは、瀬戸内海と瀬戸大橋が織りなすパノラマビューを堪能できます。サンアンジェリーナの営業時間は、この展望台を利用することもでき、特に夜には、きらめく夜景が恋人たちの心を奪います。レストランは完全予約制となっています。うたづ臨海公園と共に、香川県内でも有数のロマンチックな場所として人気を集めており、四国八十八景73番にも選定されています。

静寂と自然に包まれる：聖通寺と公園

聖通寺山麓の西側には、四国八十八箇所番外札所の聖通寺があります。古くから人々の信仰を集めてきたこのお寺は、静寂に包まれた空間で、参拝者へ安らぎを与えてくれます。山麓には、散策路も整備されており、自然を満喫しながら静かな時を過ごすことができます。

聖通寺山の北峰には、1940年（皇紀2600年）の記念事業として造られた常盤公園があります。かつては「二六公園」と呼ばれていましたが、坂出市出身の大蔵大臣津島寿一氏によって現在の名称が与えられました。公園内には桜並木が植えられており、春には美しい花々が訪れる人を魅了します。南峰の坂出市側は風致公園として整備され、展望台や広場があり、地域住民の憩いの場となっています。

アクセスと周辺情報

聖通寺山へのアクセスは、車でのアクセスが便利です。周辺には、駐車場も整備されており、安心して訪れることができます。また、聖通寺山周辺には、地元の特産品などを販売するお店や、食事処なども点在しており、観光の拠点としても最適です。瀬戸内海国立公園に位置し、自然豊かな環境の中で、歴史とロマン、そして美しい景色を満喫できる聖通寺山は、香川県を代表する観光スポットとして、多くの人々を惹きつけています。

もう一度検索