肥田晃季

肥田 晃季

肥田 晃季（ひだ こうき）は、日本のラグビーユニオン選手である。2000年9月17日生まれ、愛知県出身。主にフッカー（HO）のポジションを担い、現在はジャパンラグビーリーグワンに加盟する三重ホンダヒートに所属している。

選手としての歩み

ラグビーとの出会いは幼い頃、5歳まで遡る。少年時代から楕円球に親しみ、その後のキャリアの礎を築いた。進学した中学校では、意外なことにラグビー部ではなく柔道部に所属。そこで培った技術は、後にラグビーにおけるコンタクトプレーや受け身といった局面で活かされることとなる。特に「受け身の名手」としてその名を轟かせた経験は、ラグビー選手としては異色の経歴と言えるだろう。

高校は、ラグビー強豪校として知られる中部大学春日丘高校に進学。ここで再び本格的にラグビーに取り組み、その才能を開花させる。高校在学中には、将来の日本代表を育成するためのプログラムである高校日本代表候補にも選出されるなど、早くから将来を嘱望される存在だった。高校卒業後、2019年に筑波大学に進学し、大学ラグビーの舞台で研鑽を積んだ。

大学を卒業した2023年、肥田は三重ホンダヒートに加入し、プロキャリアをスタートさせた。加入初年度からチームに貢献する機会を得て、同年12月16日に行われたJAPAN RUGBY LEAGUE ONEの第2節、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦にて、途中出場ながらリーグワン公式戦への初出場を果たした。これは、プロラグビー選手としての新たな一歩を記す瞬間となった。

さらに、2024年には海外での挑戦を選択。イングランドのラグビーチーム、ハーレクインズへのラグビー留学を経験した。異なる環境、異なるプレースタイルを持つ選手たちとの交流は、選手としての幅を広げ、更なる成長を促す貴重な機会となったことだろう。

人物像とエピソード

グラウンドを離れた肥田晃季は、非常に好奇心旺盛で多趣味な人物である。アウトドアを好む活動的な一面を持つ一方で、室内ではテレビゲームにおいても驚異的な強さを発揮するという。その興味の範囲は幅広く、趣味の一つとして昆虫の解剖を挙げている点が、彼のユニークな個性を物語っている。特にカマキリを好きな虫として挙げるなど、昆虫への深い関心が見られる。

また、自身のヘアスタイルにはこだわりがあり、季節を問わず常に短髪を維持している。そのこだわりは自身に留まらず、周囲の人々にも短髪を推奨しているというエピソードも持つ。

最近の関心事としては、舞踊、特にK-POPアイドルに強い興味を寄せている。SNSなどを活用してK-POPアイドルのパフォーマンスやスタイルを研究しており、お気に入りのグループにはTWICEを挙げている。こうした多様な関心は、彼の豊かな感性を示唆している。

特技の一つとして「大声を出すこと」を挙げており、ラグビーにおけるコミュニケーションやムードメイクにおいて、その能力が活かされているのかもしれない。

関連情報

出身地: 愛知県
過去の所属: 中部大学春日丘高校、筑波大学
現在の所属: 三重ホンダヒート
ポジション: フッカー（HO）

彼の今後の更なる成長と活躍に注目が集まっている。

三重ホンダヒート 選手紹介
筑波大学ラグビー部 メンバー紹介

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