脈 (曲)

Dir en grey 6th Single「脈」

「脈」は、Dir en greyがメジャーでリリースした6枚目のシングルです。インディーズ時代の1stシングル「JEALOUS」以来となるマキシシングル形式でのリリースであり、この作品からマキシシングルとしてのリリースが定着しました。初回特典として、オリジナルステッカーが付属していました。

制作の背景

プロデュースには、かつてCOLORのギタリストであったTATSUYA氏が起用されています。これはDYNAMITE TOMMY氏の推薦によるものでした。PVは、Dir en greyがデビュー当初に見せていたビジュアルスタイルで撮影されており、ファンにとっては懐かしい姿が収められています。このPV以降、彼らのスタイルはよりソフトな方向へと変化していくため、この衣装での撮影は最後となりました。PVの映像は、DVD「鬼門」で視聴することができます。

収録曲について

1. 脈
作詞: 京 / 作曲: Dir en grey
カニバリズムを題材とした楽曲で、重々しいシャウトを多用したパートと、メロディアスに展開していくパートが共存しています。楽曲のラストは、次の曲である「Ash」へと繋がる構成となっています。アルバム『MACABRE』には、イントロのマーチ部分がカットされ、アウトロが異なるアルバムバージョンが収録されています。シングルリリース前年のライブ「一九九九年十二月十八日（土） 大阪城ホール」で先行披露されており、その模様はライブ映像作品『1999年12月18日大阪城ホール』で視聴可能です。

2. Ash
作詞: 京 / 作曲: Die & 薫
インディーズ時代に発売されたオムニバスアルバム『Behind the Mask vol.2』に収録されていた楽曲のリアレンジバージョンです。「脈」の終盤から途切れることなく始まります。過去の音源からの変更点として、サビのボーカルラインが異なり、新たな歌詞やCメロ・Dメロが追加されています。これにより、曲の長さが若干長くなっています。

3. 脈 (8½ convert)
* convert by 薫
薫が手掛けた「脈」のアレンジバージョンです。楽曲は、キャッチセールスマンが女性に声をかけるところから始まり、そこに女性の彼氏が現れて口論になるというミニドラマ仕立てになっています。所々で原曲のフレーズが使用されており、登場人物はDir en greyの所属事務所の関係者が演じています。彼氏の携帯電話の着信メロディには「脈」が使用されています。COUNT DOWN TV|COUNT_DOWN_TVのエンディングテーマとしてタイアップされました。Dir en greyのリミックス音源としては唯一のタイアップ曲です。PVはDVD『鬼門』に隠しトラックとして収録されています。

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