臥竜寺

臥竜寺

臥竜寺（がりゅうじ）は、中華人民共和国陝西省西安市碑林区柏樹林街道に位置する仏教寺院です。長い歴史を持ち、数々の変遷を経て現在に至ります。

歴史

臥竜寺は後漢時代に創建されました。隋代には福応禅院と称されていました。

唐代には「観音寺」と改称されました。咸通元年（860年）と乾符元年（874年）には、僧侶たちが寺院内で石刻陀羅尼経幢を建立しました。

北宋の初期には、高僧である恵果（臥竜先生）が寺の住職となりました。北宋の太宗の時期（976年-997年）に、臥竜寺と正式に改名されました。

1900年には、西太后により「慈雲悲日」「三乗迭耀」「勅建十方臥竜禅林」の額を賜りました。

1931年には、朱子橋が伽藍を整備し、仏学国書館が境内に設置されました。

1957年5月31日、陝西省人民政府は臥竜寺を陝西省文物保護単位に認定しました。しかし、1966年に毛沢東が文化大革命を発動すると、寺院の宗教活動は中止に追い込まれました。紅衛兵によって寺廟などの宗教施設が徹底的に破壊され、寺内のすべての文化財が失われました。方丈の朗照法師と僧侶は毒を飲んで自殺しました。

1983年には、中華人民共和国国務院は臥竜寺を漢族地区仏教全国重点寺院に認定し、再建が進められました。

伽藍

臥竜寺の伽藍は、以下の建造物で構成されています。

山門
金剛殿
天王殿
祖師殿
菩薩殿
大雄宝殿
禅堂
念仏堂
客堂
寮房
厨房
禅堂
庫房
主寮
祖堂
法堂
方丈室

参考文献

“西安臥龍寺”. [中国仏教協会]]. (2015年2月2日). [http://www.chinabuddhism.com.cn/zdsy/257/2012-03-13/322.html 2021年8月16日閲覧。

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