臨海部広域斎場組合

臨海部広域斎場組合と臨海斎場

臨海部広域斎場組合は、東京都大田区、港区、品川区、目黒区、世田谷区の5区からなる一部事務組合です。この組合は、公営斎場である臨海斎場の運営を担っています。

設立の背景

平成11年以前、東京23区における公営斎場は江戸川区の瑞江葬儀所1ヶ所のみでした。民間斎場は存在しましたが、特に城南地域には斎場が不足しており、人口増加と高齢化による多死社会の到来を背景に、地域住民の葬儀ニーズに対応する公営斎場の建設が急務となっていました。この状況を踏まえ、5区による広域的な協力体制のもと、臨海部広域斎場組合が設立されました。

臨海斎場の建設と概要

建設用地には、大田区東海地区の埋立地が選定されました。住宅地が少なく、広大なスペースを確保できる点が選ばれた理由です。平成15年9月に竣工し、平成16年1月に開場しました。

臨海斎場は、従来の火葬場のイメージを覆す、洗練された現代的な建築物です。広大な敷地面積（約22,500平方メートル）を有し、10基の火葬炉と4室の葬儀式場を備えています。設計は梓設計が担当し、2004年には照明普及賞を受賞するなど、建築デザインにおいても高い評価を得ています。

アクセス

臨海斎場へのアクセスは良好です。

東京モノレール流通センター駅から徒歩10分
JR京浜東北線・大森駅東口9番のりば、京急線・大森海岸駅から京急バス「（森34）大田スタジアム」行き乗車、終点「大田スタジアム」下車後、徒歩1分

臨海斎場の役割

臨海斎場は、城南地域住民にとってかけがえのない存在です。現代的な設備と落ち着いた雰囲気の中で、故人を送る儀式を執り行うことができます。また、地域住民の多様なニーズに対応するため、葬儀に関する様々なサービスを提供しています。

まとめ

臨海部広域斎場組合と臨海斎場は、5区の連携と地域住民のニーズに応えるべく設立・建設されました。現代的な設備とアクセス良好な立地を活かし、今後も地域社会に貢献していくことでしょう。

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