臨済宗南禅寺派

臨済宗南禅寺派について

臨済宗南禅寺派は、禅宗の一派である臨済宗に属する宗派の一つです。大本山は、京都市左京区にある南禅寺です。

歴史

南禅寺派の歴史は、1291年（正応4年）に無関普門（むかんふもん）によって開かれました。無関普門は、京都に南禅寺を創建し、そこを本山としました。

南禅寺の創建以前、この地には亀山天皇が1264年（文永元年）に造営した離宮、禅林寺殿（ぜんりんじでん）がありました。禅林寺殿の名前は、南禅寺の北に隣接する浄土宗西山禅林寺派の総本山である禅林寺（永観堂）に由来しています。

この離宮は、「上の御所」（かみのごしょ、上の宮）と「下の御所」（しものごしょ、下の宮）に分かれていましたが、1287年（弘安10年）に「上の御所」に亀山上皇が持仏堂を建立し、「南禅院」と名付けました。これが南禅寺の起源とされています。後に、この持仏堂の南禅院は、南禅寺の塔頭（たっちゅう）の一つとなりました。

主な寺院

臨済宗南禅寺派には、以下のような主な寺院があります。

南禅寺: 宗派の大本山であり、広大な境内には多くの塔頭があります。歴史的建造物や庭園は、国の文化財に指定されています。
月洲寺
二福寺
正観寺
真観寺

南禅寺について

南禅寺は、禅宗寺院としてだけでなく、歴史的な背景や美しい庭園などから、多くの人々が訪れる観光名所としても知られています。境内には、三門、法堂、方丈など、数々の歴史的建造物があり、それぞれが重要な文化財に指定されています。

また、南禅寺の庭園は、枯山水庭園や池泉回遊式庭園など、様々な様式が見られ、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。

臨済宗南禅寺派の特徴

臨済宗は、禅宗の中でも特に厳しい修行を重視する宗派であり、南禅寺派もその流れを汲んでいます。座禅や読経などの修行を通して、自己の内面を見つめ、悟りを開くことを目指しています。また、南禅寺は、禅の精神を広めるための活動も積極的に行っています。

脚注

南禅寺派に関する詳しい情報は、以下の外部リンクをご参照ください。

外部リンク

南禅寺
* 臨済宗南禅寺派 - 全日本仏教会

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