自然のいえ

自然のいえは、吉本興業所属のお笑いコンビとして2010年7月末に解散しました。
メンバーは、ボケ担当の三浦唯歌さんとツッコミ担当の中ホンマンさんの2名です。

三浦唯歌さんは1982年5月12日生まれ、山形県鶴岡市出身。コンビでは右側に位置していました。一方、中ホンマンさん（本名：松本直樹）は1980年4月7日生まれ、福岡県北九州市出身で、コンビでは左側に位置していました。

コンビ結成のきっかけは、三浦さんが同期の中ホンマンさんを誘ったことでした。
彼らの芸風は漫才で、独特のスタイルで知られていました。

ネタの構成は、普段から暗い雰囲気の三浦さんが、中ホンマンさんにちょっかいを出された際に、藁人形を使って呪うというものでした。
三浦さんが藁人形を手に呪いの言葉を述べている間、時間は止まっているという設定になっており、中ホンマンさんはその間、全く動けない、膠着状態を演じていました。この設定が、彼らの漫才に独特の緊張感と笑いを生み出していました。

彼らの漫才は、笑いと呪いの境界線を曖昧にする、シュールで異質な雰囲気を持っていました。
この独特な世界観は、多くの観客を魅了し、注目を集める要因となりました。

自然のいえは、いくつかのテレビ番組に出演しました。
主な出演番組としては、TBSの『あらびき団』、フジテレビの『爆笑レッドシアター』（2009年4月29日放送の「ホワイトシアター」に出演）、『爆笑ホワイトカーペット』（2009年10月3日放送、キャッチコピーは『笑いと呪いの境界線』）、テレビ東京の『やりすぎコージー』（2010年6月14日放送、三浦さんのみ出演）などがあります。
これらの番組出演を通じて、自然のいえは徐々に知名度を上げ、独特の芸風で人気を獲得していきました。しかし、2010年7月に解散。
短い活動期間ではありましたが、彼らが築き上げた独特の世界観と、笑いのセンスは多くの人の記憶に残っています。

インターネット上には、彼らの活動記録の一部が残されています。
例えば、コンビのブログや、中ホンマンさんの個人ブログのアーカイブなどが、ウェイバックマシンを通して閲覧可能です。これらのアーカイブは、自然のいえの活動を知る上で貴重な資料となっています。

自然のいえは、短期間の活動ながらも、独自のスタイルで多くの人の印象に残るコンビでした。
笑いと呪いを融合させた彼らの漫才は、現在でも語り継がれる、個性的な芸風として記憶されています。

もう一度検索