三浦唯歌

三浦友加：多才な芸人としての軌跡

三浦友加（みうら ゆか）さんは、1982年5月12日生まれの日本のお笑い芸人です。山形県鶴岡市出身で、東京吉本に所属しています。147cmという小柄な体格と、B型らしい奔放なキャラクターで、多くの視聴者を魅了してきました。

お笑いトリオからソロへ、そして「セクシィ松山」の誕生

三浦さんは、中野めぐみさん、宮本えみ子さんとのトリオ「サンゴ礁」で芸人をスタートさせました。このトリオ名は、講師を務めていた木村祐一さんが命名したものです。「サンゴ礁」は後にコンビ「さんごしょう」へと改名しましたが、解散を経験。その後、三浦さんはソロ活動を開始します。

彼女の芸風は、金色のドレスに金髪というインパクトのある衣装で、独特の歌ネタを披露するというもの。「シャバダバダシュビデゥビシャバダバ〜」という印象的なフレーズで始まる、大して内容のない歌を熱唱するスタイルが特徴的です。歌の合間には「フ〜」と息継ぎのような効果音が入るなど、独特のテンポと間で笑いを誘います。このスタイルで、日本テレビの番組『エンタの神様』で「セクシィ松山」としてブレイクを果たしました。番組では毎回「ムーディ勝山をリスペクトしている」と紹介され、ムーディ勝山と隔週交代で出演する時期もあったほどです。

「セクシィ松山」は、当初「セクシー松山」と表記されていましたが、2回目以降は「セクシィ松山」に修正されました。このキャラクターは、三浦さんにとって大きな転機となり、彼女を広く知らしめるきっかけとなりました。しかし、その正体が椿鬼奴さんではないかという噂が一部で流れたこともありましたが、実際は全くの別人です。また、声質や歌い方から、化粧品CMの楽曲を歌っているのではないかと噂されることもありましたが、これも事実ではありません。

様々な挑戦と芸人としての成長

三浦さんは、NSC（吉本総合芸能学院）10期生であり、NSC9期生の構成作家コースも卒業しています。NSC入学以前には、日本テレビの『電波少年 放送作家トキワ荘』に出演するなど、早い段階から芸能界と関わりを持っていました。

NSC卒業後、2008年7月には同期である松本直樹さんと「自然のいえ」というコンビを結成しますが、2010年7月に解散。その後は、R-1ぐらんぷりにも挑戦し、2009年は1回戦敗退、2013年は準々決勝敗退という結果を残しています。

その後、頭を丸刈りにし、亀田興毅さんのモノマネを演じるなど、新たなスタイルにも挑戦。2011年6月から2014年4月2日までは、山形県住みます芸人として地元で活躍し、ローカルテレビ局に多数出演しました。

多彩な持ち歌とテレビ出演

「セクシィ松山」として『エンタの神様』で披露した楽曲は数多く、その中には「アレを取っておく歌」「オナラの歌」「折る女の歌」「白を買う歌」「ハートマークの歌」「105円の歌」「返事の歌」「ポイントカードの歌」「見つける女の歌」「冬に秘密を持つ女」などがあります。特に「ポイントカードの歌」は、2007年年末特番でもう一度見たい傑作ネタとして再放送されるほどの人気を博しました。「オナラの歌」は、終盤に「あっ！」という会話が挿入されるなど、ユーモラスな演出が特徴です。

テレビ番組への出演も多数あり、『ぶっコギ！』（日本テレビ）、『ゲンセキ』（TBSテレビ）にはサンゴ礁時代に出演。ソロになってからは、『エンタの神様』（日本テレビ）、『もったいない!節約エコレシピ名人芸能界No.1決定戦』（テレビ朝日）、『ものまね新人ウォーズ』（TBSテレビ）、『笑っていいとも！』（フジテレビ）、『爆笑!ものまねウォーズ』（TBSテレビ）、NHK山形放送局の『ニュースやまがた6時』『やままる』などに出演し、幅広い活躍を見せています。

さらに、小学4年生から中学2年生までバスケットボール部に所属していた経験や、芸能人女子フットサルチーム「よしもとマラティニーコ」にサンゴ礁のメンバー3人で加入し、後に男性チームに所属していた経験など、芸人としての活動以外にも、様々な経験を積んできました。しかし、フットサル活動中に膝の半月板を損傷するアクシデントに見舞われたこともありました。

現在も精力的に活動を続ける三浦友加さんの今後の活躍に期待しましょう。

もう一度検索