自虐ネタ

自虐ネタとは

自虐ネタとは、自分自身を貶めることで笑いを生み出すお笑いの手法です。漫才や漫談などで、自分の欠点や失敗談などを面白おかしく語ることで、聴衆の笑いを誘います。芸能界を中心に広く用いられていますが、一般人や企業も自虐的な表現を用いることがあります。

自虐ネタの例

芸能人

せんだみつお： 「金ない、仕事ない」という自虐的なフレーズで人気を博しました。
ヒロシ： 自身のネガティブな思考や失敗談をネタにしています。
坂田利夫： アホキャラを前面に出した自虐ネタが有名です。
光浦靖子、ほんこん： 容姿の欠点をネタにすることがあります。
指原莉乃： アイドルでありながら、過去のスキャンダルや容姿をネタにしています。

一般人

異性にもてないことをネタにする
友人がいないことや交友関係が狭いことをネタにする
恋人や友人が二次元であることをネタにする（オタクの間でよく見られる）
貧乏であることや収入が少ないことをネタにする
不健康であることや持病の症状をネタにする（特に痔は自虐ネタとして扱われやすい）

企業

セガ： ドリームキャストのCMで、当時の専務を出演させ、ライバル機種の名前を出すなど、自虐的な内容を取り入れました。
ゲーム「人喰いの大鷲トリコ」： 開発期間が長期に及んだことを逆手に取り、「7年前に予約していたユーザー」をテーマにしたCMを制作しました。
としまえん： エイプリルフールに「史上最低の遊園地」という広告を新聞に出稿しました。
西武百貨店： セールで「服を買いに行く服がない」というキャッチコピーを使用しました。

自虐ネタのメリット・デメリット

メリット

ネタの内容に誤りがないか精査する必要がほとんどない
他人を傷つけるリスクが少ない
自慢話と異なり、同情や共感を得やすい

デメリット

内輪ネタになりやすい
ネタがワンパターン化しやすい
イメージが固定化されやすい
* 文化や言語が異なる相手には伝わりにくい

まとめ

自虐ネタは、手軽に笑いを生み出せる便利な手法ですが、使用する際には注意が必要です。内輪ノリに終始したり、同じようなネタを繰り返したりすると、飽きられてしまう可能性があります。また、自虐が行き過ぎると、聴衆に不快感を与えてしまうこともあります。自虐ネタを効果的に活用するためには、聴衆の共感を得られるような、程よい自虐を心がけることが大切です。

もう一度検索