臼井 (新潟市)

臼井 (うすい)

臼井は新潟県新潟市南区にある町字で、郵便番号は950-1412です。この地域は1889年（明治22年）から現在の大字として位置づけられ、信濃川の左岸に広がっています。江戸時代にさかのぼるこの地区は、その名称が地域の歴史と深く結びついています。

地名の由来

臼井の地名は、寛永年間頃に当地を開発した臼田勘次郎が掘った井戸が起源です。この井戸から湧き出た清水が住民によって「臼田の井戸」と呼ばれていたことから、省略されて「臼井」という名称が生まれました。このように、地域の名前には歴史的背景が色濃く反映されています。

隣接する町字

臼井は周辺の町字と接しています。北から東へ時計回りに、堀掛、臼井の内小平次新田、下八枚、櫛笥、鍋潟、白根、白根中山、小蔵子、赤渋といった地域が隣接しています。さらに、信濃川を挟むと秋葉区子成場と接触しており、交通の要所ともなっています。

歴史

この地域の開発は寛永年間であり、明治以降には信濃川を利用した水上交通が盛んになりました。具体的には、新潟から長岡間を行き来した蒸気船「安進丸」の寄港地としても知られています。分離の年は不明ですが、その後の昭和30年代には一部が臼井の内小平次新田に、さらに後には堀掛となりました。

年表

• - 1889年（明治22年）4月1日: 合併により臼井村の大字として村役場が設置される。
• - 1955年（昭和30年）3月31日: 合併により白根町の大字となる。
• - 1959年（昭和34年）6月1日: 白根町が市制施行を行い、白根市の大字へ。
• - 2005年（平成17年）3月21日: 合併を経て新潟市の大字となる。
• - 2007年（平成19年）4月1日: 新潟市が政令指定都市に移行し、南区の大字となります。

世帯数と人口

2018年1月31日のデータによれば、臼井の世帯数や人口が記録されていますが、具体的な数字については地域の行政機関に確認することが望ましいでしょう。

学区

臼井の住民が通う市立の小学校や中学校の学区が設定されており、教育機関として重要な役割を果たしています。具体的には、新潟市立臼井小学校と新潟市立臼井中学校がこの地域にあります。

交通

交通の面では、国道460号と新潟県道141号白根黒埼線が通っており、地域のアクセスを支えています。これらの道路は地域住民や訪問者にとって重要な交通手段となっています。

参考文献

地域に関する情報は、角川日本地名大辞典や関連する行政資料をもとに確認できます。地域の名前や歴史を深く知ることで、臼井の魅力や特性をより理解できるでしょう。

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