舞阪駅

舞阪駅の概要

舞阪駅（まいさかえき）は、静岡県浜松市中央区馬郡町に存在する、東海旅客鉄道（JR東海）が運営する東海道本線の駅です。駅番号はCA36で、浜松市および東海道線全体の南端に位置しています。元々は旧舞阪町の主要駅であり、駅の多くの部分は平成の大合併以前から浜松市域に含まれていました。運行形態や詳細に関しては、「東海道線 (静岡地区)」のセクションを参照してください。

歴史

舞阪駅は、1888年（明治21年）9月1日に馬郡駅（まごおりえき）として開業されました。これは官設鉄道の浜松駅から大府駅までの区間開通に伴うもので、同年12月には舞坂駅に改称されました。1895年4月1日には線路名称が制定され、これにより東海道線に所属することとなります。

その後、1940年6月1日に再び舞阪駅に改称され、1971年には貨物の取り扱いを終了しました。1986年には荷物の取り扱いも廃止され、1987年には国鉄が分割民営化され、現在のJR東海が運営を行うようになりました。近年では2003年に橋上駅舎と南北自由通路が完成し、地域住民の利便性が向上しました。また、2005年には自動改札機が導入され、2008年にはTOICAサービスの開始が行われました。

駅の構造

舞阪駅は、1面1線の単式ホームと1面2線の島式ホームという、計2面3線の構造を持つ地上駅です。橋上駅舎を備えており、南側の単式ホームが1番線、中線を挟んで北側の島式ホームが2・3番線となっていますが、3番線からの定期列車は設定されていません。かつては南側の入口のみの狭い構造でしたが、2004年の浜名湖花博に伴い、北口が開設され、利便性が向上しました。

利用状況

2021年度の静岡県統計年鑑によると、舞阪駅の1日平均乗車人員は2,058人です。この人数は1993年度以降の統計からの成長を示しています。

駅周辺

舞阪駅の北口周辺には、浜名湖や静岡県立浜松湖南高等学校、浜松市西行政センター、さらにはイオンモール浜松志都呂があります。また、南口の近くには旧浜名郡舞阪町が広がっています。

バス路線

舞阪駅の北口からは、遠鉄バスが運行されています。具体的には、浜松駅への「志都呂宇布見線」が利用可能です。南口からは、県道49号線沿いに300mほど進むと馬郡行きのバスが発着しています。このほか、浜名湖ガーデンパークへの臨時バスも運行されることがあります。

隣接する駅

舞阪駅は、JR東海の東海道本線上に位置し、隣接駅は高塚駅（CA35）と弁天島駅（CA37）です。快速列車や普通列車が発着し、浜松市内を便利に結ぶ交通拠点となっています。

地域の交通に大きく貢献している舞阪駅は、今後も多くの利用者に親しまれることでしょう。

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