舞鶴市政記念館

舞鶴市政記念館：歴史と文化が息づく赤レンガの空間

舞鶴市政記念館は、京都府舞鶴市に位置する、歴史と文化を体感できる魅力的な施設です。1994年10月に開館し、市民の交流拠点として、また舞鶴市の歴史を深く理解するための貴重な場として親しまれています。

建物の歴史と特徴

この記念館の建物は、1903年（明治35年）に旧日本海軍の雑品庫と兵器庫として建設された赤レンガ倉庫を改築したものです。重厚な赤レンガ造りの外観は、舞鶴赤レンガ倉庫群の一部として、2008年には国の重要文化財に指定されています。（かつては国の登録有形文化財に登録）その歴史的価値は高く、訪れる人々を時代へと誘います。

1階には200名収容可能なホール、16名収容の特別会議室、そして市民サロンが設けられています。イベントや会議、集会など、多目的に利用できる空間です。2階には展示室があり、舞鶴市の歴史に関する貴重な資料が展示されています。特に、戦後の大陸からの引揚げの歴史に関する展示は、多くの人々の記憶と想いを伝えています。また、舞鶴鎮守府に関する資料も充実しており、当時の海軍の活動や舞鶴の重要な役割を知る上で貴重な情報源となります。

常設展示：大江季雄と友情のメダル

この記念館では、ベルリンオリンピックで「友情のメダル」を受賞したことで知られる大江季雄に関する展示も常設されています。大江季雄の功績や、その精神に触れることができる貴重な機会となっています。

アクセスと開館時間

舞鶴市政記念館は、京都交通のバス路線（東西循環線・和田線）市役所前停留所からすぐの場所に位置し、JR西日本舞鶴線東舞鶴駅から徒歩約10分というアクセスしやすい立地です。開館時間は9時00分から17時00分まで。休館日は月曜日（祝日の場合は翌日）、年末年始となります。入場は無料です。

周辺環境と関連施設

記念館周辺には、舞鶴引揚記念館、自衛隊桟橋、そして12棟もの赤レンガ倉庫からなる舞鶴赤レンガ倉庫群など、歴史的な建造物や関連施設が点在しています。これらの施設と合わせて訪れることで、舞鶴の歴史と文化をより深く理解することができます。特に、10月に行われる赤レンガフェスタは、周辺地域の活気を感じられるイベントです。夕潮台公園も近隣にあり、散策にも最適です。

まとめ

舞鶴市政記念館は、歴史的建造物と貴重な資料を通して、舞鶴の豊かな歴史と文化を伝える重要な施設です。無料開放されているため、気軽に訪れ、舞鶴の歴史に浸ることができるでしょう。周辺の観光スポットと合わせて、一日かけてじっくりと歴史探訪を楽しむのもおすすめです。

もう一度検索