舟戸停留場

舟戸停留場 (ふなとていりゅうじょう)

舟戸停留場は、高知県高知市大津に位置するとさでん交通後免線の路面電車停留場です。この停留場は、高知市内の交通の要所として、歴史的にも重要な役割を果たしています。開業は1910年、当時の土佐電気鉄道によって鹿児停留場から大津停留場までの区間が開通した際に、舟戸停留場も同時に開設されました。

歴史

舟戸停留場は、その設立から100年以上の歴史を持っています。1910年（明治43年）12月4日に運行が開始され、土佐電気鉄道の一部としての地位を確立しました。その後、2014年には高知県交通、土佐電ドリームサービスの経営統合を経て、とさでん交通の運営する停留場となりました。これにより、地域住民や観光客にとってますます便利な交通手段となったのです。

停留場構造

舟戸停留場は、乗り場が2面あり、2本の線路が南北に伸びている相対式の配置をしています。東側の乗り場では、はりまや橋方面行きの路面電車が発着し、西側は後免町方面行きの路面電車に利用されています。はりまや橋方面行きの乗り場には、近くの商店の軒先を利用した安全地帯が設置されています。一方、後免町方面は道路上に白線で乗り場が示されているのみという特徴があります。

停留場周辺の特徴

舟戸地域は『土佐日記』に登場する紀貫之の船出場所として知られています。この歴史的な背景を背景に、国道195号の舟戸橋へ通じる階段の入口には、舟戸を紹介する看板が設置されており、観光地としての役割も果たしています。また、大津小学校の校門付近にも同様の碑が存在し、地域の歴史を伝える重要な位置付けとなっています。

停留場の近くには、次のような施設があります：

• - 高知中央高等学校
• - 高知市立大津小学校
• - 舟入川
• - 高知県道248号栗山大津線
• - 高知県教育センター
• - ナンコクスーパー 大津店

隣接する停留場

舟戸停留場の隣には、北浦停留場と鹿児停留場があり、これらの停留場は相互に連携して高知市内の交通を支えています。地域住民や旅行者にとって、舟戸停留場は便利な交通アクセスを提供する重要な場所となっています。

以上のように、舟戸停留場は歴史的な背景を持ちながら、現在も地域の交通網の一部として機能しています。地域の文化や歴史を感じながら、訪れる人々にとって意義深い場となることを期待しています。

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