航空自衛隊第1術科学校

航空自衛隊第1術科学校について

航空自衛隊第1術科学校は、静岡県浜松市の浜松基地に所在する航空教育集団直轄の教育機関です。航空自衛隊の整備に関する教育の中核を担い、航空機の機体、エンジン、搭載されるレーダーや通信機器、誘導兵器、基地防空火器など、多岐にわたる装備品の整備員や運用担当者の育成を行っています。

教育内容

本校では、航空機の整備だけでなく、警戒管制レーダー、航空管制レーダー、JADGEシステム、パトリオット[[ミサイル]]といった高度なシステムや兵器に関する教育も行っています。これらの装備品の整備・運用に関する専門知識や技能を習得させ、航空自衛隊の活動を技術面から支える人材育成に力を入れています。

実習には、F-15戦闘機、F-2戦闘機、T-4練習機、T-7練習機といった実機を使用し、実践的な教育を行っている点が特徴です。また、各術科学校の教官を養成する課程も担っており、航空自衛隊の教育体制を支える重要な役割を担っています。

沿革

1954年9月1日に「航空自衛隊整備学校」として浜松基地に設立されたのが始まりです。その後、1959年6月1日に整備学校の改編により、「航空自衛隊第1術科学校」が発足しました。1989年3月16日には、航空教育集団の新編に伴い、その隷下に編入されました。

2020年3月26日には、組織改編により、航空自衛隊第2術科学校が廃止され、同校の所掌業務を統合し、第3教育部と第4教育部を新設。これにより、教育体制が拡充されました。

組織編成

本校は以下の組織で構成されています。

総務課: 学校の運営全般を管理します。
教務課: 教育計画の策定や教育内容の管理を行います。
教育部: 以下の4つの教育部があります。
第1教育部: 航空機整備、車両整備など、基礎的な整備技術を教育します。
第2教育部: 航空機の特殊整備など、より高度な整備技術を教育します。
第3教育部: レーダーなど、電子機器に関する教育を行います。
第4教育部: 誘導武器（ミサイル）など、兵器に関する教育を行います。
研究部: 装備品の運用に関する調査・研究を行います。
整備部: 装備品の整備・補給を行います。
学生隊: 学生の教育・訓練を管理します。

主要幹部

本校の主要幹部については、現在のところ詳細な情報は公開されていません。

まとめ

航空自衛隊第1術科学校は、航空自衛隊の技術を支える重要な教育機関です。高度な専門知識と技能を持つ人材を育成し、航空自衛隊の防衛力向上に貢献しています。また、整備に関する調査・研究も行っており、常に技術革新に対応した教育体制を維持しています。

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