船山貴之

船山 貴之（ふなやま たかゆき）

船山貴之は1987年5月6日生まれで、千葉県成田市出身の元プロサッカー選手です。彼はフォワードとして活躍し、サッカー一家に育ちました。兄の船山祐二もプロサッカー選手であり、兄弟揃ってサッカー界で名を知られています。

ユース時代

幼い頃から兄の影響でサッカーを始めた船山は、柏レイソルのジュニアチームに入団し、主に小学校4年生からサッカーを本格的に学びました。当初はバスケットボールとも兼ねてプレーしていましたが、中学2年生の頃にバスケットボールを趣味にすると決意し、サッカー一本に専念します。船山はジュニアユース時代に全国大会での優勝やU-15日本代表としての経験も持っており、特に2003年には千葉県選抜チームとしても優れた成績を収めました。

2006年には流通経済大学に進学し、大学でもサッカーに情熱を注ぎました。彼は関東大学サッカーリーグでの3度の優勝を含め、数々の成果を上げ、在学中に全日本大学サッカートーナメント制覇にも貢献しました。

プロ契約後

2010年に船山はプロ契約を果たし、J2リーグの栃木SCに加入します。翌年の2011年には松本山雅FCに期限付き移籍し、その後完全移籍を果たします。松本では、2014年に19得点を挙げ、チームのJ1昇格に貢献するなど、重要な役割を果たしました。

その後、2014年の年末に川崎フロンターレへ移籍し、続いて2015年からはジェフユナイテッド市原・千葉で活躍します。千葉では、特に2018年にリーグ得点ランキングの3位に入り、記録的なパフォーマンスを見せました。さらに、J2通算300試合出場を達成するなど、輝かしいキャリアを築いていきました。

2021年には契約満了を迎え、SC相模原に加入。2023年にはラインメール青森へ移籍しますが、短期間で退団。そして、2023年12月31日に現役引退を発表し、サッカー選手としての活動を終えました。

引退後の活動

引退後、2024年には兄の祐二が設立したサッカースクール「FUNAJUKU」のコーチとして、新たな道を歩むことに決めました。彼の経験と知識は若い選手たちの成長に寄与することでしょう。

所属クラブ

船山は以下のクラブでプレーしてきました：

• - 柏レイソルジュニア（成田市立成田小学校）
• - 柏レイソルジュニアユース（成田市立成田中学校）
• - 柏レイソルユース（中央学院高等学校）
• - 流通経済大学
• - 栃木SC
• - 松本山雅FC
• - 川崎フロンターレ
• - ジェフユナイテッド市原・千葉
• - SC相模原
• - ラインメール青森

成績と受賞歴

船山貴之は個人においても多くの受賞歴があり、関東大学サッカーリーグでは複数回ベストイレブンやベストヒーロー賞を受賞しています。また、2014年にはJリーグの月間MVPに選ばれ、その力強い攻撃力が評価されました。彼のキャリアは、多くのファンにとって忘れられないものとなっています。

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