船木頌介

船木頌介

船木頌介（ふなき しょうすけ）は、1996年9月14日に秋田県で生を受けた日本のラグビー選手です。強靭なフィジカルが求められるプロップ（PR）を主戦場とし、現在はジャパンラグビーリーグワンに所属する日野レッドドルフィンズの一員としてプレーしています。

プロフィール

秋田県出身である船木選手は、身長177センチメートル、体重110キログラムというプロップとして恵まれた体格を誇ります。この体格を生かし、スクラムの最前線でチームを支え、コンタクトプレーで存在感を発揮します。チームメイトやファンからは「ぴーちゃん」という愛称で親しまれています。

経歴

船木選手のラグビーキャリアは、ラグビー強豪校として全国に名を知られる秋田県立秋田工業高等学校から本格的に始まります。高校でその才能を磨いた後、2015年に大学ラグビーの名門である明治大学へ進学します。明治大学ラグビー部では、数々の激戦の中で経験を積み、プロ選手となるための土台を築き上げました。

大学在学中には、将来を嘱望される若手選手が集まるU20日本代表にも選出されています。この経験は、船木選手にとって国際レベルのラグビーを肌で感じる貴重な機会となり、その後の成長に大きく寄与しました。

明治大学を卒業した2019年、船木選手は当時のジャパンラグビートップリーグに所属していたキヤノンイーグルス（現在の横浜キヤノンイーグルス）に加入し、プロキャリアをスタートさせます。日本最高峰リーグの一つで日々の練習に励み、レベルの高い環境で自身のスキルをさらに向上させました。

プロとしての日々を経て、公式戦のピッチに立つ機会が訪れます。2021年2月21日に行われたジャパンラグビートップリーグ2021の第1節、NTTドコモレッドハリケーンズ（現在のレッドハリケーンズ大阪）戦において、船木選手は先発メンバーとして名を連ね、記念すべき公式戦初出場を果たしました。これは、プロラグビー選手としての大きな節目となりました。

キヤノンイーグルス/横浜キヤノンイーグルスで数シーズンを過ごした後、2022年に船木選手は新たなチームへと活躍の場を移します。現在所属する日野レッドドルフィンズへの加入です。ジャパンラグビーリーグワンの舞台で、プロップとしてチームの勝利に貢献すべく、スクラム、ブレイクダウン、そしてフィールドプレーにおいて全身全霊を傾け、その持てる力を発揮しています。

日野レッドドルフィンズでのプレーを通じて、船木選手は経験豊富なベテラン選手たちと共に学び、若手選手たちの手本となりながら、チームにとって欠かせない存在として奮闘しています。強豪校、名門大学、そしてトップレベルのリーグを経て培われた経験と、プロップとしての確固たる技術、そして持ち前のフィジカルを生かし、今後もチームの躍進のために貢献し続けることが期待されています。

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