船橋利実

船橋 利実のプロフィール

船橋利実（ふなはし としみつ）は、1960年11月20日に北海道北見市で生まれた日本の政治家です。彼は自由民主党に所属し、参議院議員（1期）や総務大臣政務官を務めています。また、衆議院議員（2期）、北海道議会議員（5期）、北見市議会議員（1期）を歴任してきました。現在は自由民主党の北海道参議院選挙区第一支部長を務めており、船橋西川建設の取締役も兼ねています。弟の船橋賢二も北海道議会議員として活動しています。

学歴と政治経歴

船橋は北見市立南小学校、南中学校を卒業後、1979年に北海道北見柏陽高等学校を卒業しました。1983年には北海学園大学の工学部土木工学科を修了し、地元で会社員として勤務しつつ、北斗建設の社長を任されました。

1991年、船橋は北見市議会議員に初当選し、1995年からは北海道議会議員として5期連続で公職に就きました。その後、2012年の第46回衆議院総選挙では北海道1区から自由民主党の公認を受け、前衆議院議長の横路孝弘を破って初当選を果たしました。これは現在の小選挙区比例代表並立制が導入されてから初の自民党議員の当選でした。

2014年の第47回衆議院議員総選挙では再び横路に敗れ落選しますが、その後も2017年の総選挙で比例復活で当選し、国政に復帰しました。2021年の第49回衆議院総選挙でも立憲民主党の道下大樹に敗れましたが、2022年の参議院議員通常選挙では自民党公認で出馬し当選を果たしました。

政策と主張

憲法改正については、2012年のアンケートで「賛成」と回答し、特に憲法9条の改正を支持しています。外交・安全保障では、集団的自衛権の行使や日本の防衛力の強化に賛成の立場を取っています。

経済に関しては、アベノミクスを評価し、原発の再稼働を必要とするとの意見を持っています。また、特定秘密保護法や共謀罪の成立を評価しつつも、プライバシーの制約には慎重な姿勢を示しています。

地方創生にも取り組み、北海道の農林水産業や観光業の強化を図りたいとしています。具体的には、農水産物の製品輸出型への転換と通年長期滞在型の観光産業の推進を目指しています。

不祥事と評判

船橋は2019年のIR汚職事件において、賄賂受領の疑惑を持たれましたが、不起訴処分となる事件がありました。また、統一教会との関わりが報じられ、長男を公設秘書に任命したことも問題視されています。政治に熱心な長男を支えるための配置であると彼は述べていますが、批判も少なくありません。

所属団体と活動

船橋は自民党たばこ議員連盟、神道政治連盟国会議員懇談会など、さまざまな団体に所属し、幅広い議題について関与しています。

彼の政治姿勢と活動は、多岐にわたる利害関係者との調整や政の運営に影響を与えていると言えるでしょう。船橋利実の今後の動向と政策実現に向けた努力が注目される所です。

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