船橋市指定文化財一覧

船橋市指定文化財一覧

船橋市は、歴史と文化が息づく街であり、数多くの市指定文化財が点在しています。これらの文化財は、彫刻、建造物、古文書、歴史的遺産など多岐にわたり、船橋市の歴史や文化を今に伝える貴重な財産です。以下に、主な市指定文化財について解説します。

彫刻

船橋市内には、仏像を中心に多くの彫刻が指定文化財となっています。これらの彫刻は、地域の人々の信仰や歴史を物語る貴重な資料です。

石造自休大徳坐像（古和釜町）：石造の坐像で、その精巧な彫刻は見る者を魅了します。
木造地蔵菩薩坐像（飯山満町）：木彫りの地蔵菩薩像で、優しい表情が印象的です。
木造毘沙門天立像（大神保町）：力強い姿の毘沙門天立像で、その迫力に圧倒されます。
木造観世音菩薩立像（藤原）：優美な姿の観世音菩薩立像で、その姿は見る者に安らぎを与えます。
木造阿弥陀如来立像（海神）：穏やかな表情の阿弥陀如来立像で、信仰の対象として大切にされてきました。
木造聖観世音菩薩立像（夏見）：聖観世音菩薩立像で、その繊細な彫刻は見事です。
木造稲荷神立像（本町）：稲荷神の立像で、地域の信仰を今に伝えます。

建造物

神社や寺院の社殿、堂宇などが指定文化財となっています。これらの建造物は、歴史的な建築様式を今に伝える貴重な文化遺産です。

二宮神社社殿（三山）：歴史ある神社の社殿で、その建築美は特筆すべきものです。
難陀龍王堂（本町）：龍神を祀るお堂で、その存在は地域の信仰を象徴しています。

歴史資料

古文書や板碑など、歴史を物語る貴重な資料も指定文化財となっています。

南蛮胴鎧（金杉）：戦国時代に使われたとされる南蛮胴鎧で、当時の技術を知る上で貴重な資料です。
船橋浦漁業関係古文書類（大神保町）：船橋浦の漁業に関する古文書で、当時の漁業の様子を伝えます。
板碑(弘安9年7月15日在銘)（飯山満町）: 弘安9年の銘がある板碑で、当時の歴史を伝える貴重な資料です。
板碑 (康永4年2月在銘)（三山）：康永4年の銘がある板碑で、歴史的価値が高いとされています。

民俗文化財

地域の伝統芸能や風俗を示すものも指定文化財となっています。

八十八ヶ箇所札所大絵馬（飯山満町、高根町）：八十八ヶ所巡礼に関連する絵馬で、当時の信仰を知る上で貴重です。
梯子乗りと木遣り歌（市内）：伝統的な梯子乗りと木遣り歌は、地域に根ざした文化です。
神保ばやし（神保町）：地域に伝わるお囃子で、その音色は地域の人々に親しまれています。
二宮神社の神楽（三山）：神社に伝わる神楽で、神事において重要な役割を果たしています。
高根町神明社の神楽（高根町）：神社の神楽で、地域文化を今に伝えます。
飯山満町大宮神社の神楽（飯山満町）: 神社に伝わる神楽で、地域の人々に親しまれています。
中野木の辻切り（中野木）：地域に伝わる伝統行事で、その歴史は古く貴重です。

史跡

歴史的に重要な場所や人物にゆかりのある場所も史跡として指定されています。

観信の墓 附 木造地蔵菩薩像（薬円台）：観信の墓と木造地蔵菩薩像で、その歴史的な背景を知ることができます。
俳人斎藤園女の墓（大穴北）：俳人斎藤園女の墓で、その功績を偲ぶことができます。
船橋御殿跡 附 東照宮（本町）：かつて存在した御殿の跡で、当時の様子を伝えます。
葛羅の井（西船）：歴史ある井戸で、地域の歴史を物語ります。
鐘楼堂跡 附 和時計 蜀仙人筆（宮本）：鐘楼堂の跡と和時計で、当時の技術を知ることができます。
明治天皇駐蹕之処の碑 附 習志野地名発祥の地（薬円台）：明治天皇が立ち寄った場所を示す碑で、習志野の地名発祥の地でもあります。
成瀬氏の墓 附 墓誌（西船）：成瀬氏の墓とその墓誌で、当時の歴史を知ることができます。
飛ノ台貝塚（海神）：縄文時代の貝塚で、当時の人々の生活を知る上で貴重な史跡です。

これらの文化財は、船橋市の歴史と文化を伝える上で欠かせないものです。今後も、これらの文化財を大切に保存し、後世に伝えていくことが重要です。

関連項目

千葉県内市町村指定文化財一覧
関東地方の史跡一覧#千葉県
千葉県指定文化財一覧

外部リンク

（船橋市）指定文化財

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