芝本正

芝本 正（しばもと ただし）

芝本正は1944年7月30日に大阪府で生まれ、2018年12月19日に74歳で亡くなった日本の俳優および演出家です。彼は、時代劇や京都・大阪を舞台にした作品に多く出演し、特にテレビドラマの分野において数多くの名演を見せました。また、趣味として農業を楽しむ一面もありました。

人物・来歴

芝本正は、劇団「演劇集団芝居小舎」を1997年に大阪市都島区に設立し、演出や人材育成を中心に活動を展開しました。この劇団の理念は、単なる演技者を育成するのではなく、制作や裏方の仕事もこなせる多才な人材を育てるというものでした。彼は、近鉄小劇場での初演「サンダカン八番娼館」以来、28回以上の公演を行い、観客に深い感動をもたらしました。残念ながら、彼は2018年にこの世を去りましたが、彼の残した作品や影響は多くの人に愛され、語り継がれています。

主な出演作

芝本の活躍はテレビドラマにおいて特に顕著であり、多くのシリーズで彼の演技が光りました。彼は、1968年に放送された「素浪人 月影兵庫」の第2シリーズに出演したことを皮切りに、以降も様々な作品に登場しました。特に「必殺シリーズ」では、数多くの役を演じ、人気を博しました。

また、「大岡越前」シリーズや「水戸黄門」といった名作にも出演し、長年にわたり愛され続ける存在となりました。彼が演じたキャラクターは、しばしば時代劇特有の重厚感を持ちながらも、人間味あふれる魅力を放っていました。

映画やオリジナルビデオでの活動

芝本は、映画やオリジナルビデオの世界でも活躍しました。特に「瀬戸内少年野球団」や「最後の忠臣蔵」などの映画に出演し、その存在感をアピールしました。また、オリジナルビデオでは「難波金融伝 ミナミの帝王」など多岐にわたる役を演じました。

ラジオやCM活動

さらに芝本は、FMシアターなどのラジオ番組でも幅広い声や演技を披露し、リスナーに楽しんでもらいました。CM出演も行い、小林製薬やKINCHOの製品などでその魅力を発信しました。

最後に

芝本正は日本のエンターテイメント界に多大な影響を与えた存在で、彼の作品や演技は今なお多くのファンによって愛されています。彼の演技に触れた人々は、その深い感情表現や演出家の視点を持った作品作りによって、多くの感動と笑顔を彼に与え続けています。彼の功績は、これからも新たな世代へと受け継がれていくことでしょう。

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