花隈駅

花隈駅の概要

花隈駅（はなくまえき）は、兵庫県神戸市の中央区にあり、阪急電鉄神戸高速線の一部として機能しています。駅番号は「HK-17」で、阪急が管理する駅では最西端かつ最南端の位置にあります。全ての営業列車が停車しますが、かつては山陽電気鉄道の特急列車が停車しない時期もありました。この駅の前後の区間は神戸高速鉄道が所有し、阪急電鉄がそれを利用して運行を行っています。特に、花隈駅の東側では神戸高速線が地上に出て続いていますが、すぐに高架線に切り替わるため、踏切は存在しません。

歴史

花隈駅は1968年4月7日に神戸高速鉄道の開通に伴い開業しました。その後、1991年には山陽特急が花隈駅を通過するようになり、初めての通過列車が導入されました。

1995年には阪神・淡路大震災により被害を受け、しばらくの間営業を休止しましたが、翌年には新開地駅との間で運行を再開し、同年6月には阪急三宮駅との運行も再開されました。1998年2月には再び山陽特急の停車が始まるなど、駅の利用状況に変化が見られました。しかし、2001年には山陽特急が阪急三宮方面への接続を廃止し、花隈駅への乗り入れは無くなりました。2010年には駅名板が阪急電鉄の統一デザインに変更され、2020年にはエレベーターが設置されるなど、駅のバリアフリー化が進められました。2013年には駅ナンバリングが導入され、より便利に利用できるようになりました。

駅構造

花隈駅は地下に位置する相対式ホーム2面2線を備えた駅です。改札口は東西にそれぞれ設けられており、東改札は地下1階に、西改札は地上にあります。駅のホームは地下2階にあり、阪急の車両に合わせた8両編成が停車できる長さを持っています。エレベーターは駅の西側にあり、上りホームへのアクセスも改善されています。また、地下通路を経由して地上と連絡する構造になっているため、利用客はスムーズに移動できます。

ダイヤと利用状況

花隈駅の日中のダイヤでは、大阪梅田駅から新開地駅への特急が毎時6本運行されており、神戸三宮駅から山陽姫路間の普通列車も毎時2本が発着しています。このように、多くの列車が停車するため、利便性が高いと評価されています。2021年には年間平均の乗降人員が6,117人でした。特急停車駅としては利用人数が少ないものの、花隈駅は阪急電鉄全体で第81位にランクされています。

駅周辺

花隈駅周辺には、さまざまな施設や飲食店が集まっており、地域の交通の要所としての役割を果たしています。また、隣接する神戸三宮駅や高速神戸駅とも近いため、さらに利便性が向上しています。

このように、花隈駅はその歴史や構造、利用状況からみても神戸市における重要な交通拠点であり、地域の活性化にも寄与しています。

もう一度検索