芳賀道也

芳賀道也：アナウンサーから参議院議員へ

芳賀道也氏は1958年生まれの政治家で、参議院議員として1期務めました。その経歴は、アナウンサーとしてのキャリアから政治家への転身という、特筆すべきものとなっています。

経歴：山形放送から国会へ

山形県山形市出身の芳賀氏は、山形大学附属学校を経て、日本大学文理学部社会学科を卒業しました。大学時代には落語研究会に所属しており、多様な活動に携わっていたことが伺えます。1980年には山形放送に入社し、アナウンサーとして活躍。人気番組『ズームイン!!朝!』や『ズームイン!!SUPER』の山形担当キャスターを8年間務め、地元では広く知られた存在となりました。

長年のアナウンサー経験の後、芳賀氏は2019年に新たな道を歩み始めます。同年3月、記者会見で同年夏の参議院選挙への立候補を表明し、山形放送を退社。無所属での立候補でしたが、立憲民主党、国民民主党など複数の野党が支援する野党統一候補として選挙戦に臨みました。選挙戦では、自民党候補や現職議員を破り、初当選という快挙を成し遂げました。選挙協力体制には、連合山形も加わっており、幅広い支持を集めたことが分かります。

当選後、国民民主党の会派に参加しましたが、2020年には、立憲民主党と国民民主党の合流新党には参加せず、無所属での活動を継続することを表明しました。選挙での協力関係にあった舟山康江氏との連携は今後も継続していくとしています。

政策・主張：多様な視点

芳賀氏の政治姿勢は、憲法改正への反対、先制攻撃への反対、北朝鮮への圧力重視への反対など、保守的な立場とは異なる主張が目立ちます。一方、選択的夫婦別姓制度や同性婚には賛成の立場を取っており、多様な価値観への理解を示しています。経済政策では、アベノミクスを評価せず、消費増税にも反対するなど、国民生活に寄り添った政策を志向していることが分かります。

しかし、彼の政策主張においては、注目すべき点があります。それは、ワクチン接種に関する姿勢です。子宮頸がんワクチンの被害者支援活動にも携わっており、自身もかつてワクチン推奨のラジオ番組を制作した経験から、贖罪の思いを語っています。国会では、子宮頸がんワクチンや新型コロナワクチンの政府対応を批判するなど、発言内容に矛盾点が見られる点が課題となっています。

議員活動と所属

芳賀氏は、「子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟」に所属しており、ワクチン問題への関与の深さがうかがえます。

過去の番組

山形放送在籍時には、テレビ、ラジオ番組多数を担当。

テレビ

ズームイン!!朝!
ズームイン!!SUPER
YBCジュニア放送局 君にVキュン
夢未来やまがたサンデー5

ラジオ

はがちゃんのときめきサタデー
はがちゃん・ともえのウィークエンドスクランブル
YBCハッピーロード
ゲツキンラジオ ぱんぱかぱーん（月曜担当）
* YBCイブニング・スコープ（水曜担当）

まとめ

芳賀道也氏は、アナウンサーとしての経験を活かし、政治家として新たな道を切り開いた人物です。独自の視点と主張を持ち、国民生活に寄り添った政策を目指していますが、ワクチン問題に関する発言の矛盾など、課題も残されています。今後の活動に注目が集まります。

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