芸協カデンツァ

芸協カデンツァのご紹介

芸協カデンツァは、落語芸術協会に所属する10名の落語家から成るユニットで、2019年10月より毎週金曜日に公演を行っています。かつては西新宿のミュージックテイトで行われていたこの活動は、2013年から続いていた定例自主公演「成金」が終了した後に生まれました。ユニット名の「カデンツァ」は、自由な即興的歌唱・演奏を意味する音楽用語であり、落語芸術協会の拠点である「芸能花伝舎」とも関連しています。

結成の背景

「成金」という名の自主公演が終了する2019年9月20日、柳亭小痴楽の真打昇進を機に、落語家たちは新たな形での公演を模索しました。これを受けて、同年4月に結成された芸協カデンツァは、まず「カデンツァ・プレビュー公演」を行い、10月からは毎週金曜日に定期的な落語会をスタートさせました。

活動内容

芸協カデンツァは、ただの落語会にとどまらず、YouTubeチャンネルを開設し、視聴者に向けた動画配信も行っています。特に2020年の新型コロナウイルスの影響で公演が中止された際には、メンバーがそれぞれのトーク動画を配信し、ファンとのつながりを大切にしました。

定期的な公演に加え、さまざまな特別企画も開催しています。2020年10月3日には初めて国立演芸場での公演『芸協カデンツァ ～秋の大合奏～』を行い、2022年には経営危機を乗り越えるためのクラウドファンディングも成功させました。このように、地域への貢献も忘れない姿勢が多くの支持を集めています。

2023年からは公演の開催日時を毎週水曜日に変更し、会場もカフェCOMADOに移しています。新たな環境での挑戦は、集客にも繋がることでしょう。

未来への展望

2024年には「カデンツァ新喜劇」という新しい形の公演も計画されており、吉本新喜劇の作家による脚本が期待されています。さらに、メンバーの真打昇進も続き、2025年以降には新たな顔ぶれとしてさらに充実したラインナップが発表されています。今後の演目の展開が非常に楽しみです。

メンバーについて

芸協カデンツァのメンバーは、太字の名前が真打を示しており、それぞれが持ち味を生かしたスタイルで観客に楽しさを提供しています。これからも彼らの活躍が多くの人に届くことを願っています。

結論

芸協カデンツァは、ただの落語のユニットではなく、エンターテインメントとしての新しい形を追求しているチームです。これからの公演や企画に期待が持てるだけでなく、彼らの活動が地域を盛り上げていくことにも期待が高まります。「芸協カデンツァ」の名のもと、多くの人々に感動を届け続けてほしいと願います。

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