芸能プロフィール刑事

芸能プロフィール刑事

『芸能プロフィール刑事』（げいのうプロフィールでか）は、2005年4月12日から同年9月27日の期間、フジテレビジョンで深夜帯に放送されていたバラエティ番組です。毎週火曜日の25時28分から25時58分（JST）という放送枠でオンエアされたこの番組は、独特のコンセプトで多くの視聴者を引きつけました。

番組の企画概要

番組の基本的な内容は、毎週異なる女性アイドルをゲストとして迎え、彼女たちが公表しているプロフィールに記載された様々な情報の真偽や、隠されたエピソードを面白おかしく検証するというものです。司会を務めるビビる大木は「警部」に扮し、ゲストアイドルの「全てを明らかにしてみせる」という意味合いを込めて、「真っ裸（まっぱ）にしてやる！」という決め台詞を放ち、番組に活気を与えていました。アイドルたちの公的な情報を掘り下げ、時には意外な事実を引き出すことで、彼らの素顔に迫ろうとする試みが番組の柱となっていました。

出演者

番組を進行する上で中心的な役割を担ったのは、司会として「警部」に扮したビビる大木です。彼の軽妙なトークとキャラクターが番組の雰囲気を決定づけました。また、レギュラー出演者として、番組の企画段階から関わっていたとされる眞鍋かをりが「番組企画書提出人」として出演。さらに、斉藤舞子アナウンサー（当時フジテレビアナウンサー）は、観客の中に紛れ込みつつ番組進行をサポートする「客に紛れる秘書」というユニークなポジションで登場しました。加えて、プロフィールの検証に専門的な視点を取り入れるため、筆跡鑑定家の志賀貢や姓名判断家の安斎勝洋といった専門家も出演し、番組内容に深みを与えました。

主なゲスト

本番組には、放送期間中に多くの人気女性アイドルがゲストとして出演しました。毎週異なるアイドルが招かれ、自身のプロフィールに関する質問に答えたり、番組側が行う検証企画に協力したりしました。バラエティ豊かなゲスト陣が番組を彩りました。以下は、本放送でゲストとして登場した主なアイドルや企画です。（放送日順）

安めぐみ（4月12日）
森下千里（4月19日）
杏さゆり（4月26日）
原史奈（5月3日）
磯山さやか（5月10日）
大城美和（5月17日）
くまきりあさ美（5月24日）
山本梓（5月31日）
小倉優子（6月7日）
和希沙也（6月14日）
ほしのあき（6月21日）
根本はるみ（6月28日）
浜田翔子（7月5日）
総集編（7月12日、9月20日）
中川翔子（7月19日）
佐藤寛子（7月26日）
大沢あかね（8月2日）
東原亜希（8月9日）
小阪由佳（8月16日）
小林恵美（8月23日）
石井めぐる（8月30日）
愛川ゆず季（9月6日）
眞鍋かをりドッキリ企画（9月13日）

通常のゲスト回に加え、これまでの放送を振り返る総集編や、レギュラー出演者である眞鍋かをりを対象としたドッキリ企画も放送されるなど、バラエティに富んだ内容で視聴者を楽しませました。

スペシャル放送

レギュラー放送が終了した後も、番組は一度限りの復活を果たしています。2005年9月27日には、「リターンズスペシャル」と題された特別番組が放送されました。これは、本放送の総集編という形式で、番組の人気に応える形で企画されたものと考えられます。

制作体制

『芸能プロフィール刑事』は、フジテレビと制作協力のケイマックスによって制作されました。番組を支えた主なスタッフは以下の通りです。

企画：立松嗣章（フジテレビ）
技術：ニューテレス（スタジオ）、ウイウイスタヂオ（ロケ）、イマジカ（編集・MA）
音効：松下俊彦
プロデュース：工藤浩之（ケイマックス）、渋谷謙太郎（フジテレビ）
演出：飯山直樹（ケイマックス）
制作協力：ケイマックス
制作著作：フジテレビ

このように、『芸能プロフィール刑事』は、女性アイドルの公表プロフィールを検証するというユニークな企画と、出演者たちの個性によって、深夜バラエティ番組として独自の存在感を放っていました。

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