芹園みや

芹園みや（せりぞの みや）

概要

芹園みやは日本の女性声優で、主にアダルトゲームの声を担当しています。彼女は2009年6月までAG-promotionに所属していましたが、同年7月以降はフリーランスとして活動しています。

初期の経歴

みやの声優としてのキャリアは、美少女ゲームをきっかけにスタートしました。最初の仕事はワード数が少ないモブキャラの役で、自身の演技が不安だったため、先輩の収録風景を観察し、彼らの演技を参考にしながら学びました。地声が高いため、低音のキャラクターには苦労していたものの、役に応じて声を変える努力を重ね、徐々に低い声も自在に使えるようになりました。

特に印象深い役

『姉、ちゃんとしようよっ!』での柊高嶺役では、作品が珍しい姉中心のストーリーであることに惹かれ、「出たい」と願った結果、見事にキャスティングされています。収録中には、蹴りの演技をしながら机の脚を蹴ってしまう一幕もあり、こうしたエピソードがファンの記憶に残っています。

また、彼女がさらに発展したスキルを証明したのは、『そらのいろ、みずのいろ』での水島朝役です。この作品では、なんと10,000ワードを超えるセリフを演じ、発売から9年後もその記録が語られています。

感情を込めた演技

『車輪の国、向日葵の少女』での三ツ廣さち役のときには、ストーリーに強く引き込まれ、感情移入しすぎて泣いてしまうこともありました。彼女は事前にタオルを用意して収録に臨んだものの、想定以上の感情が溢れ出してしまった結果、スタジオ内でも涙が止まらなかったと語っています。

芸名の由来

みやの芸名「みや」は、彼女の猫好きに由来し、苗字の「芹園」は彼女が親しいメーカースタッフと相談して決定したものです。「一番エロっぽい」という理由でこの名が選ばれました。

出演作品

みやは多岐にわたる作品に参加しており、OVAやドラマCD、特にアダルトゲームの分野での存在感は非常に大きいです。彼女の代表作には、『Septem Charm まじかるカナン』や『姉、ちゃんとしようよっ!』シリーズ、さらには『車輪の国、向日葵の少女』など、多くのファンに愛されているタイトルがあります。

コミュニケーション

また、インターネットラジオ番組『まじかるカナン倶楽部』や『くろ★らじ』に出演するなど、リスナーとの距離を縮める活動も行っています。これにより、ファンとのつながりが深まり、彼女自身の魅力をさらに引き立てています。

結び

芹園みやは、そのユニークな声色と共感を呼ぶ演技で多くのファンを魅了し続けています。彼女の活躍は、これからも日本の声優界で確固たる地位を築いていくことでしょう。彼女の今後の活動や新作への出演が待ち遠しいです。

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