芹香斗亜

芹香斗亜（せりか とあ）

概要

芹香斗亜は、宝塚歌劇団の宙組に所属する男役スターであり、現在は宙組のトップスターを務めています。彼の愛称は「キキ」で、出身地は兵庫県神戸市です。また、神戸海星女子学院中学校を卒業し、高身長の173cmと血液型はB型です。

来歴

入団からの歩み

彼は2005年に宝塚音楽学校に入学し、2007年に93期生として卒業しました。入団時の成績は28番で、その後すぐに星組に配属され、同年の3月から4月にかけて行われた星組公演『さくら』および『シークレット・ハンター』で初舞台を踏みました。

新人公演では、2010年に『愛と青春の旅だち』で初主演を果たしました。その後、2012年4月には花組へ組替えとなり、同年には『サン＝テグジュペリ』で再び新人公演主演を務めました。

トップスターへの道

2017年に宙組に組替えとなった彼は、そこから2番手として多くの東上公演で主演を務める。長い間、雌伏の時を経た彼は、2023年に宙組9代目のトップスターに就任しました。これは、入団17年目でのトップ就任にあたり、過去50年で宝塚OGの娘がトップに就任する初のケースとなりました。相手役には春乃さくらを迎え、同年には『PAGAD』および『Sky Fantasy!』でトップコンビの大劇場お披露目を行う予定でしたが、宙組生徒の急死により公演は短期間で中止される不運に見舞われました。

退団について

芹香の今後については、2025年4月27日に東京公演の『宝塚110年の恋のうた』の千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団することが発表されています。

人物像

彼の名前は、天空に関連する自動車の名前「セリカ」から名づけられ、母親の芸名をもとに創作された「斗亜」という名が付けられています。愛称の「キキ」は、サンリオのキャラクター「リトルツインスターズ」に由来し、劇団の女性スター・安蘭けいによって名付けられました。彼の親には、父が元プロ野球選手の山沖之彦、母が元月組男役の白川亜樹がいます。

主な舞台出演

彼は多くの作品に出演し、特に以下の舞台が挙げられます。

• - 初舞台：2007年『さくら』『シークレット・ハンター』
• - 『愛と青春の旅だち』(2010年) - 新人公演初主演
• - 『フォーエバー・ガーシュイン』(2013年) - バウ公演初主演
• - 『カリスタの海に抱かれて』(2015年) - 花組の2番手に昇格
• - 東上公演では、2017年に『MY HERO』で初主演を果たし、2021年の『プロミセス、プロミセス』で3度目の主演を経験。
• - トップスター就任後の2023年、初のトップお披露目公演『Xcalibur エクスカリバー』を行います。

結論

芹香斗亜は、長年の努力と経験を経てトップスターにまで成長した、宝塚歌劇団における重要な存在です。その独自のキャラクターと舞台での存在感は、観客に深い感動を与え、多くのファンに愛されています。今後の活躍にも注目です。

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