カリスタの海に抱かれて

『カリスタの海に抱かれて』は、宝塚歌劇団花組によって上演されたミュージカル作品です。脚本は、テレビドラマで活躍する脚本家・大石静が担当し、演出は石田昌也が手掛けました。大石静は、宝塚歌劇団において『美しき生涯 -石田三成 永遠（とわ）の愛と義-』に続く2作目のオリジナル作品となります。

物語の舞台は、フランス革命勃発前夜の地中海に浮かぶ架空の島・カリスタ島です。この島を舞台に、愛と友情、そして故郷への想いに揺れ動く青年将校の葛藤が描かれています。歴史的な背景をベースにしながらも、架空の島を舞台にすることで、よりドラマティックな展開が繰り広げられます。

2015年3月13日から4月20日まで宝塚大劇場、同年5月15日から6月14日まで東京宝塚劇場にて上演されました。この公演は、新トップ娘役である花乃まりあのお披露目公演としても注目を集めました。また、本公演と併せてレビューロマン『宝塚幻想曲（タカラヅカファンタジア）』が上演され、華やかな舞台となりました。

主な配役は以下の通りです。

本公演
シャルル・ヴィルヌーヴ・ドゥ・リベルタ：明日海りお
アリシア・グランディー：花乃まりあ
アニータ・ロッカ：美穂圭子
アルド・アルフォンソ：高翔みず希
ブリエンヌ総督：紫峰七海
ベラ：花野じゅりあ
エンリコ・ヴェラーニ：夕霧らい
セシリア・ブリエンヌ：華耀きらり
ソニア・ヴィラーニ：芽吹幸奈
バルドー夫人：梅咲衣舞
セルジオ・グランディー：瀬戸かずや
ダリオ・バッショ：冴月瑠那
クラウディオ・カレーラ：鳳真由
ミシェル・バルドー：天真みちる
マリウス・ベルトラム・ドゥ・シャレット：鳳月杏
ロベルト・ゴルジ：芹香斗亜
ルイス・アルバーニ：真輝いづみ
ナディア：桜咲彩花
イザベラ・ブリエンヌ：仙名彩世
テオ・レ・ロッシ：和海しょう
ドナート・インザーギ：羽立光来
スタン：水美舞斗
ナポレオン・ボナパルト：柚香光
少年ロベルト：真鳳つぐみ
シモーヌ：城妃美伶
少年カルロ：春妃うらら

新人公演
シャルル・ヴィルヌーヴ・ドゥ・リベルタ：水美舞斗
アリシア・グランディー：城妃美伶
アニータ・ロッカ：乙羽映見
アルド・アルフォンソ：高峰潤
ブリエンヌ総督：峰果とわ
ベラ：真鳳つぐみ
エンリコ・ヴェラーニ：澄月菜音
セシリア・ブリエンヌ：更紗那知
ソニア・ヴィラーニ：茉玲さや那
バルドー夫人：花乃まりあ
セルジオ・グランディー：綺城ひか理
ダリオ・バッショ：千幸あき
クラウディオ・カレーラ：紅羽真希
ミシェル・バルドー：碧宮るか
マリウス・ベルドラム・ドゥ・シャレット：柚香光
ロベルト・ゴルジ：優波慧
ルイス・アルマーニ：桜舞しおん
ナディア：若草萌香
イザベラ・ブリエンヌ：朝月希和
テオ・レ・ロッシ：飛龍つかさ
ドナード・インザーギ：亜蓮冬馬
スタン：帆純まひろ
ナポレオン・ボナパルト：矢吹世奈
少年ロベルト：音くり寿
シモーヌ：春妃うらら
少年カルロ：糸月雪羽


スタッフ

作：大石静
演出：石田昌也
作曲・編曲：手島恭子
音楽指揮：佐々田愛一郎
振付：御織ゆみ乃
擬闘：清家三彦
装置：稲生英介
衣装：加藤真美
照明：安藤俊雄
音響：大坪正仁
小道具：増田恭兵
歌唱指導：山口正義
演出助手：田渕大輔
舞台進行：村上晴香、政村雄祐
舞台美術製作：株式会社 宝塚舞台（併演作品と共通）
演奏：宝塚歌劇オーケストラ（併演作品と共通）
制作：井塲睦之（併演作品と共通）
制作補：原田豊浩（併演作品と共通）
制作・著作：宝塚歌劇団（併演作品と共通）
主催：阪急電鉄 株式会社（併演作品と共通）


『カリスタの海に抱かれて』は、大石静の繊細な脚本と石田昌也の演出が融合し、観客を魅了する作品となりました。また、新トップ娘役・花乃まりあの華やかなお披露目公演として、宝塚歌劇の歴史に新たな1ページを刻みました。

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