若谷和子

若谷和子

若谷和子（わかや かずこ、1943年 - ）は、日本の女性詩人、童謡作詞家、童話作家、翻訳家として多岐にわたる分野で活躍しました。彼女は、詩人サトウハチローに師事し、温かく、そして叙情性豊かな作品を数多く創作しました。

人物と作風

若谷和子の作品は、読む人の心に優しく寄り添うような温かさと、情景が目に浮かぶような叙情的な表現が特徴です。童謡や童話においては、子供たちの純粋な心に響くような作品を多く手がけました。また、翻訳家としては、海外の名作を日本に紹介し、文化交流にも貢献しました。

代表作

彼女の代表作として最も知られているのは、ディズニーランドのアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」のテーマソングである『It's a small world』の訳詞です。この曲は、世界中の人々に愛される名曲として、世代を超えて歌い継がれています。

その他の著作

若谷和子は、詩集、絵本、童謡集、児童文学、翻訳絵本など、幅広いジャンルで作品を発表しています。主な著作は以下の通りです。

絵本・童謡集

『小さい木馬』（1963年、野ばら社、編著）
『心のモザイク 若谷和子愛の詩集』（1967年、山梨シルクセンター出版部）
『ゆめみおばさんのふうせん』（1978年、フレーベル館、絵：ゆのせいいち）
『こぶしの花さくころ : 飛騨の作馬ものがたり』（1982年、岩崎書店、絵：井口文秀）

詩集

『想い出をひらく鍵 若谷和子詩集』（1970年、みゆき書房）
『思い出のかたち 若谷和子詩集』（1971年、サンリオ山梨シルクセンター出版部）
『まごころ』（1973年、サンリオ出版）
『寂しさの隣り』（1993年、キリスト教視聴覚センター）

児童文学

『光のつむぎ車』（1975年、偕成社）

翻訳絵本

『人魚姫』（1995年、世界文化社、絵：永田萠）
『野の白鳥』（1995年、世界文化社、絵：永田萠）
『雪の女王』（1995年、世界文化社、絵：永田萠）

訳詞集

『屋根の上のヴァイオリン弾き全曲集』（1984年、全音楽譜出版社、滝弘太郎との共訳）
『大草原の小さな家 ローラ・ソングブック』（1991年、世界文化社）

童謡

ふたりで半分こ - アニメ『名犬ジョリィ』のエンディング・テーマ
海へ来て
パンダ・ダ・パ・ヤッ
めいわく団地
松江の町は
山のスケッチ
* カンガルーがピョン

若谷和子の作品は、その温かい眼差しと美しい言葉で、多くの人々に感動と希望を与え続けています。

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