英語ものしり倶楽部

英語ものしり倶楽部

英語ものしり倶楽部（えいごものしりくらぶ）は、2008年4月5日から2011年3月26日まで、NHKラジオ第2放送で放送されていた英語に関する講座です。この番組は、英語とその文化に関する知識をリスナーと共有することを目的としていました。

その前身となるのが、2005年から3年間放送されていた「ものしり英語塾」です。この初期の番組は特にシニア世代に焦点を当て、英語を学ぶ楽しさを広めることを目的としていました。その後、成功を収めたこの番組は、さらに進化し、「英語ものしり倶楽部」として新たにスタートしました。

番組のメインパーソナリティは、大杉正明とリサ・ヴォートの二人です。大杉は月曜日と火曜日の帯番組を担当しており、リサは「ワードウォッチャー」というコーナーを持つなど、両者は英語に関連する多様な話題を取り上げていました。各回の放送では、英語にまつわる面白い知識やエピソードが紹介され、リスナーを飽きさせることなく楽しませる内容でした。

特に興味深いのは、リスナー参加型の企画です。毎月異なるテーマを設け、そのテーマに則った英語俳句を募集していました。このような参加型の取り組みは、リスナーに直接英語を使う機会を提供し、同時に英語学習の楽しさを引き出すことに寄与していました。

また、番組には各界の著名人に対するインタビューコーナーがあり、彼らの英語に対する思いや考えが語られる場となっていました。これに加えて、英語圏以外の国々出身のゲストを招き、その国の文化や言語の慣習についてお話しいただくセグメントもあり、リスナーは英語だけでなく、さまざまな文化に触れることができました。これにより、異文化理解の促進が図られていました。

「英語ものしり倶楽部」は、英会話に関するNHKが定めたレベル指標において、レベル4（高校レベル）に位置づけられています。これにより、英語の学習者にとって適度な難易度であり、初心者から中級者まで幅広い層に楽しんでもらうことができる内容となっていました。

放送日は毎週土曜日の早朝6:30から7:00までで、再放送は同日の23:00から23:30、さらに翌日の日曜日の9:30から10:00にも行われていました。このように多角的な放送スケジュールにより、リスナーは自分のライフスタイルに合わせた聴取が可能でした。

さらに詳細な情報については、NHKの公式ウェブサイトである「NHK英語ものしり倶楽部」や「英語ものしり倶楽部 - NHK放送史」を参照することができます。これにより、過去の放送内容や番組の意義を探求することも可能です。

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