茂野海人

茂野海人選手：華麗なるスクラムハーフの軌跡

1990年生まれの茂野海人選手は、日本のラグビー界を代表するスクラムハーフとして活躍しています。170cm、75kgの体格から繰り出す正確なパス、巧みなゲームメイク、そして献身的なディフェンスは、チームにとって欠かせない存在感を示しています。愛称は「カイト」。

大阪府出身の茂野選手は、江の川高校を経て大東文化大学へ進学。大学時代には主将を務め、リーダーシップと高いスキルを磨きました。2013年、NECグリーンロケッツ（現NECグリーンロケッツ東葛）に加入。トップリーグでのキャリアをスタートさせます。同年、キヤノンイーグルス戦で公式戦初出場を果たしました。

その後、2015年にはITMカップ（現Mitre10カップ）のオークランド代表にも選出されるなど、国際舞台でも活躍の場を広げます。2016年には、スーパーラグビーに新規参入したサンウルブズのメンバーに選ばれ、カナダ代表戦で日本代表デビュー。日本代表として16キャップ（2022年7月9日現在）を獲得しています。

2017年には、トヨタ自動車ヴェルブリッツ（現トヨタヴェルブリッツ）に移籍。前所属チームからのリリースレターが遅れたため、同年度のトップリーグ公式戦出場は叶いませんでしたが、その後チームの中心選手として活躍を続けています。2019年にはラグビーワールドカップ2019日本代表に選出され、世界最高峰の舞台を経験しました。2020年には、トヨタヴェルブリッツの共同主将に就任し、チームを牽引しています。

兄はNTTドコモレッドハリケーンズに所属する茂野洸気選手というラグビー一家でもあります。

経歴:
江の川高校卒業
大東文化大学入学、卒業
NECグリーンロケッツ東葛入団
ITMカップ（現Mitre10カップ）オークランド代表選出
サンウルブズ加入
日本代表初キャップ獲得
トヨタヴェルブリッツ入団
ラグビーワールドカップ2019日本代表選出
トヨタヴェルブリッツ共同主将就任

関係者:
阪本圭輔（江の川高校時代の同級生）
* フィナウ・フィリペサーリ（大東文化大学時代の同級生）

茂野海人選手は、類まれな才能と努力で、日本のラグビー界に大きな足跡を残し続けています。正確なパス、卓越したゲームコントロール、そして献身的なプレーで、これからも日本のラグビーを盛り上げてくれるでしょう。今後の活躍にも目が離せません。

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