茅野市立東部中学校

茅野市立東部中学校の紹介

茅野市立東部中学校は、長野県茅野市に所在する公立の中学校です。この学校は、茅野市立泉野小学校、茅野市立玉川小学校、及び一部地域の茅野市立豊平小学校から児童が進学してきます。1986年4月1日に開校され、それ以前は茅野市立長峰中学校の生徒数が増加し、遠距離通学の問題を解消するために2校が分離した結果、設立されることとなりました。

学校の目標

この中学校では、「豊かな人間性と創造性を培う教育」を基本方針として掲げています。具体的な目標には「開拓」、「敬愛」、「連帯」、「感動」の4つの精神があり、生徒会はこれに基づき重点的な活動を設計しています。これにより、生徒たちは共に学び、成長するための環境が整えられています。

学校の沿革

開校以来の沿革を振り返ると、茅野市立東部中学校は多くの取り組みを重ねてきました。特に生徒会の活動は重要で、会長をはじめ、生徒会総会や代議員会、さらには様々な委員会から構成されています。生活、整美、美化、文化、図書など、合計12の委員会が存在し、校内のイベントや活動を支えています。

伝統的には「歌」や「清掃」に関連する活動が行われ、校歌のほかに生徒会歌や八ヶ嶺祭の歌といった独自の楽曲も存在します。開校当初に校歌がなかった際には「大地讃頌」が歌われており、今でも音楽会や卒業式で歌われることがあります。

生徒会について

生徒会は様々な活動を通じて学校生活を豊かにしています。アルミ缶や紙パック、ペットボトルキャップの収集活動を行い、その利益を使って地域の養護老人ホームに車椅子を寄付するなど、地域貢献にも力を入れています。しかし、収集量の減少に伴い、2021年度にはこの活動が終了しました。

八ヶ嶺祭（やつがねさい）

また、「八ヶ嶺祭」は学校行事の一環として非常に親しまれています。この祭りでは、各学級や教科、部活動、生徒会、PTA・教職員がそれぞれの展示を行い、生徒同士の交流を図る場となっています。毎年、年ごとに異なる生徒会企画のイベントを企画しており、過去には車椅子の贈呈式なども行われました。開閉会式では生徒会役員による寸劇もあり、観客を楽しませています。

著名な出身者

この学校からは多くの著名な出身者も輩出されています。スピードスケート選手の吉井小百合さんは、トリノオリンピック及びバンクーバーオリンピックに出場した実績があります。また、陸上競技選手の關颯人さんや、柔道家の坂口仁美さん（2014年世界ジュニア44kg級チャンピオン）などもこの学校の卒業生です。

最寄駅と周辺環境

最寄りの駅は、JR東日本の中央本線の茅野駅です。また、学校周辺には長野県道188号上槻木矢ヶ崎線があり、茅野市玉川保育園や玉川小学校、さらに玉川郵便局も近隣に位置しています。これらの施設と共に、地域の教育の充実化を図っています。

このように、茅野市立東部中学校は地域とともに成長し続ける教育機関として、様々な活動を通じて生徒たちの未来を支えています。

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