茨城県立つくば特別支援学校

茨城県立つくば特別支援学校は、茨城県つくば市玉取に位置する県立の特別支援学校です。2012年3月31日までは茨城県立つくば養護学校という名称でした。この学校は、知的障害教育部門（A部門）と肢体不自由教育部門（B部門）の二つの部門から構成されており、それぞれの部門に小学部、中学部、高等部が設置されています。茨城県内では初の知肢併設型の特別支援学校として、注目されています。

学校概要

学校の敷地面積は3.5ヘクタールで、温水プールや全教室にエアコンが完備されています。生徒の定員は180人と定められていましたが、開校当初から211人の生徒が在籍しており、計画段階での生徒数予測の甘さが指摘されています。このため、本来は普通教室ではないグループ室が普通教室として使われたり、一つの教室を間仕切りで二つの教室にするなどの対策が取られています。

設置学部

知的障害教育部門（A部門）と肢体不自由教育部門（B部門）があり、それぞれに小学部、中学部、高等部が置かれています。茨城県内では初めての知肢併設型特別支援学校です。

沿革

1995年6月、茨城県議会で「つくば市に養護学校を設置する請願」が出されました。1998年3月に県議会で採択され、開校が決定しました。開校準備室は、茨城県立下妻養護学校（現在の茨城県立下妻特別支援学校）に置かれました。開校までには、県民による約20年にわたる請願や署名運動がありました。

2007年4月1日 - 開校。
2007年11月19日 - 開校式が挙行され、校歌が制定。この日を創立記念日としました。

通学区域

知的障害教育部門（A部門）：つくば市
肢体不自由教育部門（B部門）：石岡市、稲敷市、牛久市、かすみがうら市、つくば市、土浦市、龍ケ崎市、稲敷郡（阿見町、河内町、美浦村）、北相馬郡利根町

運営上の課題

開校当初から生徒数が定員を大幅に超えていたため、教室不足が深刻な問題となっています。また、体育館が一つしかないため、体育の授業や学校行事の実施に制約が生じています。保健室も一つしかなく、そこで二人の養護教諭が業務にあたっています。これらの課題に対し、学校側は様々な対策を講じていますが、抜本的な解決には至っていません。

脚注

参考文献として、つくば市民白書実行委員会が2008年7月15日に発行した『つくば市民白書2008 市民の目で見たつくばの今』があります。

関連項目

茨城県特別支援学校一覧

外部リンク

茨城県立つくば特別支援学校ポータルサイト

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