茨城県立鹿島高等学校・附属中学校

茨城県立鹿島高等学校・附属中学校の概要

茨城県立鹿島高等学校・附属中学校は、茨城県鹿嶋市城山二丁目に位置する公立の学び舎です。この学校は、一般的に「鹿高」と親しまれ、多様な学科を設置しており、生徒に幅広い学びの選択肢を提供しています。

設置学科

茨城県立鹿島高等学校では、以下の学科が設置されています。普通科には、理系、文系の2コースがあり、さらに医療・理工コース、理数コース、国際コース、人文コースなど、生徒の興味や進路に応じた多様な選択肢があります。このような多様性が、各生徒の個性を引き出す一助となっています。

設立沿革

鹿島高等学校の歴史は1910年にさかのぼります。当初は組合立農学校として設立され、その後数度にわたる移転と改称を経て、1948年に新制高校として再出発しました。1949年には普通科を併設し、さらに1965年から学科の改変が行われ、農業科や生活科などが追加されました。1989年には園芸科が募集停止となり、1991年から普通科単独の高校となりました。2010年には創立100周年を迎え、2020年には附属中学校が併設されるなど、時代と共に進化を遂げています。

教育方針

この学校は「道義と秩序を重んじる自主自律生活の実践」を教育方針に掲げ、生徒に自己の責任を重視した生活を促しています。学問への尊重と真理を愛する気風を育みつつ、相互の敬愛と協力を基盤にして、豊かで快活な生活態度を確立することを目指しています。また、生徒自身の生活目標として、学業の重要さや思いやりのある行動、規律ある生活を守ること、校内美化活動への積極的な取り組みなどが挙げられています。

学校行事

学校生活を彩る様々な行事も魅力の一つです。新入生歓迎式や離任式のほか、6月には文化祭である「鹿苑祭」が開催され、10月には芸術鑑賞会や修学旅行が行われます。11月にはクラスマッチや駅伝大会があり、これらの行事を通じて生徒同士の絆が深まり、学校生活がより充実したものとなるでしょう。

部活動

鹿島高等学校では、運動部と文化部が盛んです。特にサッカー部は、鹿島アントラーズの本拠地である地域柄、非常に活発で、全国高等学校サッカー選手権大会にも出場した実績があります。サッカーだけでなく、さまざまなスポーツや文化活動を通じて、生徒たちは多くの経験を積んでいます。

著名な出身者

この学校からは、いくつかの著名な出身者がいます。例えば、元潮来市長の今泉和氏や、落語家の9代目三笑亭可楽などがその一部です。また、サッカー選手も多く、地域に根差した学校の特色を示しています。

アクセス

学校へのアクセスは、JR鹿島線の鹿島神宮駅から徒歩約9分と便利です。周囲には自然も多く、良好な学びの環境が整っています。

茨城県立鹿島高等学校・附属中学校は、多様な教育を通じて生徒の成長を促し、地域社会に貢献する人材を育んでいます。

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