茨城県道109号稲田友部線

茨城県道109号稲田友部線について

茨城県道109号稲田友部線は、笠間市稲田を起点とし、同市友部地区に至る全長約10.6kmの一般県道です。この路線は、笠間市内の交通を担う重要な役割を果たしています。路線の終点である「友部」は、かつて存在した西茨城郡友部町に由来しています。

路線概要

この県道は、笠間市稲田の国道50号分岐から南東方向に進み、同市平町で国道355号と接続しています。総延長は10.583kmで、そのうち1.913kmが重複区間、実延長は8.670kmとなっています。

起点は笠間市稲田（茨城県道289号富谷稲田線、国道50号交点）にあり、終点は笠間市平町（国道355号 加賀田交差点）です。

歴史

1959年（昭和34年）10月14日に、県道稲田友部線として路線認定されました。当初の道路区域は、笠間市稲田町から西茨城郡友部町に至る区間でした。

その後、1969年（昭和44年）には、笠間市内の狭隘路の改良工事が行われ、1980年（昭和55年）には、主要地方道石岡笠間線宍戸バイパスの開通に伴い、加賀田交差点への取付道路が整備されました。

1995年（平成7年）には、整理番号が116から現在の109に変更され、2003年（平成15年）には笠間市本戸地内のバイパス建設が決定しました。2007年（平成19年）には、一部区間が高さ制限4.1mの道路に指定されています。

2014年（平成26年）には、バイパス道路の一部が供用開始され、2016年（平成28年）と2017年（平成29年）には、バイパス開通に伴い旧道の一部が県道指定を解除され、笠間市道に降格しました。2019年（令和元年）には、新たなバイパス道路の建設が決定されています。

路線状況

県道109号線は、全体的には片側1車線で走りやすい道路ですが、一部には道幅が狭い区間も存在します。走行時には注意が必要です。

また、北関東自動車道友部インターチェンジのランプの下を通りますが、直接アクセスすることはできず、インターチェンジへの進入には迂回が必要です。

重複区間

茨城県道42号笠間つくば線（笠間市本戸 - 同市北吉原）と一部区間で重複しています。

地理

茨城県笠間市内を通過し、以下の道路と交差します。

• - 国道50号（笠間市稲田 稲田交差点）
• - 茨城県道42号笠間つくば線（笠間市本戸 - 北吉原）※重複
• - 国道355号宍戸バイパス（笠間市平町 加賀田交差点）
• - 国道355号旧道（笠間市平町 終点・宍戸郵便局南交差点）

参考資料

• - 茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連情報

• - 茨城県の県道一覧
• - 茨城県土木部
• - 水戸土木事務所（道路の管理事務所）

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