茨城県道110号鉾田茨城線

茨城県道110号鉾田茨城線

茨城県道110号鉾田茨城線は、茨城県鉾田市から東茨城郡茨城町に至る、全長約10.6kmの主要地方道です。この路線は、地域間の交通を円滑にするだけでなく、東関東自動車道鉾田インターチェンジ（IC）へのアクセスを向上させる重要な役割を担っています。

概要

この道路は、鉾田市飯名交差点を起点とし、茨城町城之内を終点としています。全線にわたって2車線が確保されており、一部区間では直線的な見通しの良い道が続いています。

路線データ

起点：茨城県鉾田市大字飯名字ニ地内329番地先（茨城県道2号水戸鉾田佐原線交点、飯名交差点）
終点：茨城県東茨城郡茨城町城之内（茨城県道50号水戸神栖線交点）
総延長：10.619 km
重用延長：なし
未供用延長：なし
実延長：10.619 km
自動車交通不能区間延長：なし

歴史

この路線の歴史は古く、1959年（昭和34年）に県道として認定されました。当初は鹿島郡鉾田町を起点とし、東茨城郡茨城町を終点とする区間が指定されていました。その後、路線の変更やICの設置に伴い、以下の様な変遷をたどっています。

1920年（大正9年）4月1日：宍戸鉾田線が路線認定。
1959年（昭和34年）10月14日：現在の路線が路線認定。鹿島郡鉾田町大字鉾田から東茨城郡茨城町大字奥谷までが道路区域に決定。
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が118から110に変更。
2001年（平成13年）1月15日：鉾田町大字鉾田（旧道主要地方道小川鉾田線交点）から大字飯名（飯名交差点）の現道区間が指定解除。起点が主要地方道水戸鉾田佐原線交点に移る。
2001年（平成13年）3月1日：鉾田町大字飯名から茨城町大字城之内の区間が、車両の最大重量限度25トンの道路に指定。
2013年（平成25年）6月3日：鉾田市飯名の東関東自動車道鉾田インターチェンジ (IC) 取付道路の一部（500 m）が道路区域に指定。
2018年（平成30年）2月3日：東関東自動車道鉾田インターチェンジ開通に伴い、鉾田市飯名から同市秋山の茨城県道18号と連絡する取付け道路（約350 m）が供用開始。
2019年（令和元年）7月31日：鉾田市秋山（茨城県道18号交点）から同市飯名（鉾田IC）が、車両の高さの最高限度4.1 mの道路、および国際コンテナ車の重量・長さ上限を引き上げる道路に指定。
2021年（令和3年）6月14日：鉾田市飯名字新里道から同市飯名字狭間（1.573 km）の鉾田ICアクセス道路（バイパス）を延伸する道路区域が指定。

路線状況

この道路は、全線にわたって2車線が確保されており、基本的には直線的な見通しの良い道が続いています。ただし、起点から鉾田市秋山までの低地部では緩いカーブが連続し、やや見通しが悪くなっています。また、東関東自動車道鉾田ICへのアクセス道路として、バイパス道路の一部が暫定供用されています。

道路法の規定に基づき、以下の区間は緊急輸送道路として機能維持のため、災害時の被害拡大防止を目的に、電柱の新規建設が制限されています。

鉾田市飯名（県道茨城鹿島線交差） - 鉾田市飯名（東関東自動車道 鉾田IC）

地理

起点である飯名から秋山にかけては、段丘部沿いの低地を走るため、カーブが多く見通しが悪い区間です。秋山からは段丘を上り、終点の茨城町城之内までは、鹿島台地上の平坦で直線的な道路が続きます。道路周辺は、田畑や平地林が広がり、住宅が点在しています。

通過する自治体

茨城県
鉾田市
東茨城郡茨城町

交差する道路

茨城県道116号鹿田玉造線（鉾田市舟木）

参考資料

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連情報

茨城県の県道一覧
茨城県土木部
鉾田工事事務所（鉾田市区間の道路の管理事務所）
水戸土木事務所（茨城町区間の道路の管理事務所）

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