茨城県道112号阿波山徳蔵線

茨城県道112号阿波山徳蔵線について

茨城県道112号阿波山徳蔵線は、茨城県東茨城郡城里町阿波山を起点とし、同町徳蔵に至る全長約17kmの一般県道です。この道路は、地域住民の生活を支える重要な役割を担っています。

概要

起点となる阿波山十字路交差点で国道123号線と接続し、そこから西へ向かって城里町内を横断します。終点では茨城県道39号笠間緒川線と接続しています。道路の大部分は城里町内に位置していますが、過去には東茨城郡桂村と西茨城郡七会村を結ぶ路線でした。

現在、阿波山から錫高野間にはバイパスが建設中で、完成すれば国道123号の大桂大橋入口交差点から錫高野までの区間がバイパスで繋がります。このバイパスの開通により、交通の円滑化や所要時間の短縮が期待されています。

路線データ

起点: 茨城県東茨城郡城里町阿波山945番地先（阿波山十字路交差点＝国道123号交点）
終点: 茨城県東茨城郡城里町徳蔵637番地先（＝茨城県道39号笠間緒川線交点）
総延長: 17.559 km
重用延長: 0.665 km
実延長: 16.894 km

歴史

この路線の前身は、1959年に認定された県道阿波山笠間線です。その後、1977年に阿波山徳蔵線として新たに認定されました。路線番号は1995年に現在の112号に変更されました。

近年の動向

2017年までに、孫根地区の現道において、小学校の通学路の安全確保のため歩道が設置され、車道拡幅工事が行われました。

バイパスについては、1995年に一部区間の道路区域が決定し、2006年にはさらに別の区間の道路区域が決定されました。バイパスの一部区間は既に開通しており、残りの区間の完成が待たれます。

路線状況

城里町孫根地区の区間は、小学校と中学校の通学路として指定されています。この区間には、工場からの大型トラックの通行も多いです。そのため、歩道整備や交通安全対策が重要となっています。

道路施設

この路線には、いくつかの橋梁があります。主な橋梁は以下の通りです。

古城橋（桂川）
林道橋（桂川）
東川橋（桂川支流）
新高田橋（藤井川）
二反田橋（藤井川）
沢尻橋（藤井川）
新平沢橋（岩船川、新道）

地理

この道路が通過する自治体は、現在は茨城県東茨城郡城里町のみです。かつては複数の自治体を跨いでいましたが、市町村合併により、城里町内で完結する路線となりました。

交差する道路

この道路は、以下の道路と交差しています。

国道123号（阿波山十字路交差点）
茨城県道246号錫高野石塚線
茨城県道51号水戸茂木線
茨城県道39号笠間緒川線

沿線施設

沿線には、以下のゴルフ場があります。

城里ゴルフ倶楽部
ウィンザーパークゴルフアンドカントリークラブ
* 桂ヶ丘カントリークラブ

まとめ

茨城県道112号阿波山徳蔵線は、城里町の地域住民にとって不可欠な道路です。バイパスの建設や既存道路の改良が進められており、今後もより安全で快適な道路環境が整備されることが期待されます。

もう一度検索