国道123号

一般国道123号：宇都宮から水戸へ続く道

概要

一般国道123号は、栃木県宇都宮市と茨城県水戸市を結ぶ全長約71kmの路線です。栃木県と茨城県の県庁所在地を繋ぐ重要な道路として、2車線の整備された道路が全線に渡って確保されています。市街地を除けば、主に農村地域を通過します。しかし、宇都宮と水戸間は、国道50号や栃木県道・茨城県道1号宇都宮笠間線を経由するルートの方が距離が短く、そちらを利用する車も多く見られます。国道123号は、起点の宇都宮市から芳賀郡益子町までは、県道1号と重複しています。茨城県内では、那珂川に沿って走っています。

路線データ

起点: 栃木県宇都宮市（平松町交差点、国道4号と栃木県道・茨城県道1号宇都宮笠間線の交点）
終点: 茨城県水戸市（袴塚3丁目交差点、国道118号・国道400号の交点）
重要な経過地: 栃木県芳賀郡益子町、芳賀郡茂木町
総延長: 約71.1km (栃木県約38.9km、茨城県約32.2km)
現道: 約69.9km
旧道: 約0.7km
* 新道: 約0.5km

歴史

1953年、当初は「千葉水戸線」として二級国道に指定されました。その後、1963年に「宇都宮水戸線」として一級国道51号に昇格し、新たに国道123号が指定されました。1965年の道路法改正により、一級・二級の区分が廃止され、一般国道123号となりました。その後、幾度かのバイパス整備や旧道の指定解除などが行われ、現在の路線へと至っています。近年では、台風による被害の影響も受けています。

路線状況

バイパス

いくつかのバイパスが整備されており、交通の円滑化に貢献しています。代表的なものに、水橋バイパス、茂木バイパス、桂常北バイパスなどがあります。

重複区間

国道294号と一部区間で重複しています。

主要な橋梁

鬼怒川に架かる新鬼怒橋、那珂川に架かる新那珂川橋、那珂川大橋などがあります。

道の駅

栃木県には「道の駅もてぎ」、茨城県には「道の駅かつら」があります。

地理

栃木県宇都宮市から始まり、芳賀郡の各町を通り、茨城県常陸大宮市、東茨城郡城里町を経て、水戸市に至ります。沿線には、農村地帯が広がっています。

交差する道路

国道4号、国道50号、国道118号、国道294号、国道400号、その他多くの県道、市道、町道と交差しています。

管理

道路の管理は、栃木県と茨城県のそれぞれの土木事務所によって行われています。

まとめ

国道123号は、栃木県と茨城県の県庁所在地を結ぶ重要な路線でありながら、比較的交通量の少ない、のどかな風景の中を走る道路です。歴史的な経緯や、沿線の地理的な特徴、そして最新の道路状況を理解することで、より深くこの道路の魅力を感じ取ることができるでしょう。今後とも、安全で快適な道路として利用されることを期待したいです。

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