茨城県道121号河内竜ケ崎線

概要

茨城県道121号河内竜ケ崎線は、茨城県稲敷郡河内町から龍ケ崎市に至る、全長約7kmの一般県道です。この路線は、河内町生板で茨城県道11号取手東線から分岐し、龍ケ崎市南部の市街地を横断して、関東鉄道竜ヶ崎駅前を経由、龍ケ崎市役所前の茨城県道5号竜ヶ崎潮来線交点を終点としています。

この県道は、県道68号美浦栄線と一部重複する区間を有しており、地域住民の生活や経済活動を支える重要な役割を担っています。

路線データ

起点：茨城県稲敷郡河内町大字源清田字広田3560番1地先（茨城県道11号取手東線交点）
終点：茨城県龍ケ崎市寺後3646番地先（茨城県道5号竜ヶ崎潮来線交点＝市役所前交差点）
総延長：5.929 km
重用延長：0.052 km
実延長：5.877 km

歴史

1982年（昭和57年）11月1日、県道東竜ケ崎線の一部が主要地方道（県道取手東線）へ昇格したことに伴い、残存区間が県道河内竜ケ崎線として認定されました。1995年（平成7年）の整理番号再編により、現在の整理番号121となりました。

年表

1979年（昭和54年）10月26日：前身の県道東竜ヶ崎線（整理番号132）が路線認定。
1982年（昭和57年）11月1日：県道河内竜ケ崎線（整理番号132）として路線認定。稲敷郡河内村大字源清田から龍ケ崎市寺後町までの区間が道路区域に指定。
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が132から121に変更。
2002年（平成14年）10月31日：竜ケ崎市字姫宮から同市字寺後（竜ヶ崎駅前交差点）までの区間が供用開始。
2004年（平成16年）3月26日：龍ケ崎市字立野から同市字姫宮までバイパスの一部が開通。
2006年（平成18年）7月25日：龍ケ崎市字立野から同市字六斗蒔までのバイパスの一部が開通。
2007年（平成19年）11月22日：稲敷郡河内町大字生板から龍ケ崎市大徳町までの区間がバイパス区域に決定。
2011年（平成23年）11月21日：龍ケ崎市宮渕から同市大徳町までバイパスの一部が開通。
2012年（平成24年）7月24日：龍ケ崎市立野のバイパスの一部が開通。
2014年（平成26年）3月20日：龍ケ崎市砂町から同市米町までの旧道が市道へ降格。
2015年（平成27年）1月29日：龍ケ崎市大徳町の旧道が市道に降格。市街地の新道が延長。
2021年（令和3年）3月25日：龍ケ崎市宮渕町地内の一部を供用開始。

過去に指定されていた旧道

龍ケ崎市大徳町地内（梶内交差点 - 現道交点）：バイパス開通により市道へ移管。
龍ケ崎市下町（砂町交差点） - 龍ケ崎市米町（竜ヶ崎駅前交差点）：バイパス開通により市道へ移管。

路線状況

一部区間は、緊急輸送道路として災害時の被害拡大防止のため、道路用地内への電柱設置が制限されています。

バイパス

県道河内竜ケ崎線バイパス

河内町から龍ケ崎市に至る、延長約3.2kmのバイパスです。現道北側の田園地帯を並走し、県道68号線と県道5号線に接続します。このバイパスは、現道の幅員が狭く歩道もない区間の安全性を向上させる目的で整備されました。2021年（令和3年）9月には全線供用開始されました。

都市計画道路 姫宮川余郷線

龍ケ崎市街地南部を東西に結ぶ1,418mの幹線道路です。住宅密集地の道路幅を拡幅し、防災機能強化と災害時緊急経路の確保を目的としています。2012年（平成24年）7月に全線供用開始されました。

重複区間

茨城県道68号美浦栄線（稲敷郡河内町幸谷 - 龍ケ崎市大徳町）

道路施設

浄玄橋（新利根川、河内町）

地理

利根川下流低地に位置する平坦な道路です。沿線は水田が広がり、一部区間では集落が密集しているため、道路幅が狭く見通しが悪い箇所があります。

通過する自治体

茨城県
稲敷郡河内町
龍ケ崎市

交差する道路

茨城県道68号美浦栄線（河内町生板 - 龍ケ崎市大徳町）※重複
茨城県道337号竜ケ崎停車場線（龍ケ崎市米町 竜ヶ崎駅前交差点）

沿線

新利根川
関東鉄道竜ヶ崎線竜ヶ崎駅

出典

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧

外部リンク

茨城県土木部
竜ケ崎工事事務所（道路の管理事務所）

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