茨城県道153号水沼磯原線

茨城県道153号水沼磯原線

茨城県道153号水沼磯原線は、茨城県北茨城市内を通る全長約6.9kmの一般県道です。この路線は、北茨城市華川町花園の水沼地区を起点とし、同市磯原町豊田の北茨城I.C.南交差点に至る、地域を結ぶ重要な道路です。

概要

この県道は、北茨城市の山間部を抜け、水沼ダムのほとりを通るルートで、華川町から磯原町への最短経路を提供しています。特に、華川小学校西交差点から北茨城I.C.南交差点までの区間は、主要地方道である茨城県道10号日立いわき線および茨城県道69号北茨城インター線と重複しており、交通の要所となっています。そのため、単独区間は主に水沼ダム沿いの山間部に限られています。

路線データ

起点: 北茨城市華川町花園（茨城県道27号塙大津港線交点）
終点: 北茨城市磯原町豊田（茨城県道22号北茨城大子線交点＝北茨城I.C.南交差点）
総延長: 6.927 km
重用延長: なし
未供用延長: なし
実延長: 6.927 km
自動車交通不能区間延長: なし

歴史

この路線の歴史は古く、1923年（大正12年）には前身となる才丸磯原線が認定されています。現在の路線としての認定は1959年（昭和34年）に行われました。当時は、北茨城市花園町字水沼から北茨城市磯原町までの区間が指定されました。その後、1984年（昭和59年）には磯原町の一部区間が指定解除され、1986年（昭和61年）には北茨城ICに接続する付替道路の道路区域が決定されました。1989年（平成元年）には旧道区間が市道に降格し、終点が北茨城I.C.南交差点に変更されました。1990年（平成2年）にはバイパス道路の区域が決定され、1995年（平成7年）には整理番号が186から153に変更され、現在に至っています。

年表

1923年（大正12年）4月1日：才丸磯原線が路線認定。
1959年（昭和34年）10月14日：県道水沼磯原線として路線認定（図面対照番号127）。道路区域は、北茨城市花園町字水沼から北茨城市磯原町の県道磯原停車場線交点まで。
1984年（昭和59年）2月20日：北茨城市磯原町豊田 - 同市磯原町本町3丁目の区間（1.379km）が指定解除。
1986年（昭和61年）7月3日：北茨城市磯原町豊田（一本杉交差点） - 同市同町豊田（北茨城I.C.南交差点）の付替道路（823.7m）の道路区域決定。
1989年（平成元年）12月4日：北茨城市磯原町豊田（一本杉交差点 - 磯原中学校付近）の旧道区間（1.224km）が指定解除され市道に降格。終点が北茨城I.C.南交差点に移る。
1990年（平成2年）3月29日：北茨城市華川町中妻 - 同市磯原町豊田のバイパス道路（1.602km）の道路区域決定。
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が186から153に変更。

路線状況

水沼ダム周辺の約3kmの区間は、連続雨量が200ミリを超えると通行止めになる場合があります。道路幅は1.5〜2車線程度で、北側に並行する茨城県道27号塙大津港線に比べて起伏が少なく、道幅も広いのが特徴です。

重複区間

茨城県道10号日立いわき線（北茨城市華川町小豆畑 - 同市華川町中妻）
茨城県道69号北茨城インター線（北茨城市華川町中妻 - 同市磯原町豊田）
茨城県道22号北茨城大子線（北茨城市磯原町豊田 - 同市磯原町本町）

地理

通過する自治体

北茨城市

交差する道路

茨城県道299号里見南中郷停車場線

周辺施設

童謡の森ふれあいパーク
茜平青少年の家
マウントあかね
水沼ダム
花園川

脚注

注釈
茨城県道路現況調書

関連項目

* 茨城県の県道一覧

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