茨城県道155号里根神岡上線

茨城県道155号里根神岡上線について

茨城県道155号里根神岡上線は、北茨城市関本町関本中を起点とし、同市関南町神岡上を終点とする、全長約3.9kmの一般県道です。この路線は、地域の交通を支える重要な役割を担っています。

概要

この県道は、北茨城市の主要部を南北に縦断しており、主要地方道である塙大津港線と国道6号を結んでいます。かつては旧道が存在していましたが、2017年にバイパスが開通したことに伴い、旧道は北茨城市に移管されました。

路線データ

起点: 茨城県北茨城市関本町関本中（茨城県道27号塙大津港線交点）
終点: 茨城県北茨城市関南町神岡上（国道6号交点）
総延長: 3.949 km
実延長: 3.911 km

歴史

この路線の歴史は、1944年に神岡下関本線として路線認定されたことに始まります。その後、1959年に現在の里根神岡上線として県道に認定されました。

1944年: 神岡下関本線が路線認定。
1959年: 里根神岡上線として県道認定（図面対照番号129）。
1995年: 整理番号が188から155に変更。
2005年: バイパスの一部区間（1.776km）が道路区域に指定。
2011年: バイパスの一部（1.3km）が開通。
2013年: バイパス区域の一部変更（3.633km）。
2014年: バイパスの一部（0.6km）が部分開通。
2017年: バイパス全線が開通。旧道が北茨城市道に移管。

旧道について

旧道は、バイパスが開通するまで現道として利用されてきました。沿線には関南小学校があり、通学路として利用されていましたが、道幅が狭く歩道がないため、バイパスの建設が急がれました。旧道は現在、北茨城市道として管理されています。

路線状況

この路線は、災害時の緊急輸送路としての役割も担っており、道路用地内への電柱設置が制限されています。

バイパス

バイパスは、主要地方道塙大津港線から国道6号方面へ至る地域の幹線道路として機能しています。東日本大震災で国道6号が通行止めになったことを教訓に、国道6号の代替路、および北茨城市民病院へのアクセス路として整備されました。2017年6月に全線開通し、総事業費は約21億円です。

地理

この県道は、茨城県北茨城市内を通過します。

交差する道路

茨城県道154号山根大津港線（北茨城市関南町神岡下）

沿線施設

北茨城市民病院（関南町関本下）
JR常磐線

まとめ

茨城県道155号里根神岡上線は、地域の生活を支える重要な道路です。バイパスの整備により、交通の利便性が向上し、災害時にも安全な移動が確保されるようになりました。この道路は、今後も地域の発展に貢献していくでしょう。

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧

外部リンク

茨城県土木部
* 高萩工事事務所（道路の管理事務所）

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