茨城県道206号新川江戸崎線

茨城県道206号新川江戸崎線

茨城県道206号新川江戸崎線は、茨城県稲敷市内を東西に結ぶ一般県道です。この道路は、地域の生活を支える重要な役割を担っており、沿線には美しい自然景観が広がっています。

概要

起点となるのは、稲敷市上須田の新利根川に架かる国道125号の新利根橋のたもとです。そこから東へ進み、稲敷大橋西交差点で北西方向に曲がります。その後、浮島地区を通り、柏木 - 信太古渡間では国道125号と重複し、佐倉で県道江戸崎新利根線と交わる地点が終点となります。路線名にある「新川」は、かつての東村大字新川、「江戸崎」は旧江戸崎町に由来します。

路線データ

起点：茨城県稲敷市上須田（国道125号交点）
終点：茨城県稲敷市佐倉（茨城県道49号江戸崎新利根線交点）
総延長：16.955 km
重用延長：2.163 km
実延長：14.792 km

歴史

この路線は、1966年に県道浮島江戸崎線を延長する形で誕生しました。当初は、国道124号分岐を起点とし、主要地方道成田江戸崎線交点までを結んでいました。1995年には整理番号が変更され、現在の206号となりました。

年表

1931年：前身となる県道浮島江戸崎線が認定。
1959年：県道浮島江戸崎線が再認定。
1966年：県道路線の変更により、県道新川江戸崎線となる。道路区域を稲敷郡東村大字新川から稲敷郡江戸崎町大字江戸崎までとし、供用開始。
1987年：稲敷郡桜川村浮島地内の道路改良による新道が開通。
1990年：稲敷郡江戸崎町大字古渡 - 大字佐倉の延長区間が開通。
1993年：桜川村大字浮島 - 大字下馬渡のバイパスを新設する道路区域が決定。
1994年：桜川村大字飯出 - 大字柏木のバイパス道路が開通。
1995年：整理番号が273から206に変更。江戸崎町大字古渡の旧道が町道に降格。
1997年：桜川村大字浮島地内の旧道が村道に降格。
2001年：桜川村大字浮島 - 大字西の州、西の洲 - 下馬渡のバイパス道路が開通。
2002年：江戸崎町古渡 - 同町佐倉の区間が、車両の最大重量限度25トンの道路に指定。
2007年：バイパス開通に伴い、旧道区間が県道指定解除。

路線状況

起点付近の新利根川左岸沿いは狭い道幅ですが、主要区間は道路改良により、対向2車線の見通しの良い道路となっています。また、緊急輸送道路として、電柱の設置が制限されている区間もあります。

重複区間

国道125号（稲敷市柏木 - 同市信太古渡）

道路施設

新浮島橋（北水路、稲敷市浮島）
新本郷橋（南水路、稲敷市西の洲 - 下馬渡）

地理

この県道は、霞ヶ浦の湖岸沿いの低地に位置し、田園風景が広がります。沿線からは霞ヶ浦や新利根川を望むことができ、特に浮島地区は貴重な湿原が残る自然豊かな場所です。

通過する自治体

茨城県
稲敷市

交差する道路

国道125号（稲敷市上須田・起点）
国道125号（稲敷市柏木 - 信太古渡）※重複区間
茨城県道49号江戸崎新利根線（稲敷市佐倉）

沿線

霞ヶ浦
和田公園（稲敷市浮島）

脚注

注釈

なし

出典

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧

外部リンク

茨城県土木部
竜ケ崎工事事務所（道路の管理事務所）

もう一度検索