茨城県道23号筑西三和線

茨城県道23号筑西三和線

茨城県道23号筑西三和線は、茨城県筑西市を起点とし、古河市に至る主要地方道です。この道路は、県西地域における重要な幹線道路としての役割を担っており、地域の交通網を支えています。

概要

筑西市一本松交差点から、関城地区を経由し、鬼怒川を鬼怒川大橋で渡り、古河市三和地区の尾崎十字路までを結ぶ、全長約20kmの道路です。沿線には、つくば関城工業団地があり、地域経済の発展にも貢献しています。

路線データ

起点：茨城県筑西市一本松（国道294号交点）
終点：茨城県古河市尾崎（国道125号交点）
総延長：17.562 km
実延長：16.905 km
主な幅員：
筑西市関本下 - 結城市山王：10.5m（車道部6.5m/2車線）
結城市 - 八千代町（バイパス）：23.5m（車道部6.5m/2車線）

歴史

1972年、県道下館三和線として路線認定されました。その後、1995年に現在の路線番号23に変更され、2006年には市町村合併に伴い、現在の筑西三和線という名称になりました。県西地域の幹線道路として、関城バイパスや鬼怒川大橋の整備が進められ、現在は結城 - 八千代間のバイパス事業も進行中です。

年表

1972年：県道下館三和線として路線認定、供用開始。
1985年：国道294号常総バイパス部分開通に伴い一本松交差点改良。
1995年：路線番号が40から23に変更。
2005年：関城バイパス全線開通。
2006年：路線名が筑西三和線に変更。
2011年：鬼怒川大橋（新）が開通。
2021年：結城 - 八千代バイパスの一部区間が開通。
2023年：結城市内の旧道の一部が市道に移管。

路線状況

全線にわたって2車線が確保され、見通しの良い区間が多く、交通の流れは比較的スムーズです。ただし、古河市尾崎地内と八千代町塩本の一部には、未改良の狭隘区間が残っています。結城市今宿地内では、県道結城坂東線と重複し、クランク状の線形となっています。現在、筑西幹線道路の一部として、結城 - 八千代バイパスの整備が進められています。

バイパス

筑西三和線バイパスは、筑西幹線道路の一部として整備されており、結城市山王から八千代町佐野を結ぶ計画です。2021年までに、鬼怒川大橋から粕礼北交差点までの区間が開通しています。

重複区間

茨城県道20号結城坂東線（結城市古宿新田 - 結城市今宿：約0.6 km）

道路施設

西方橋（大谷川、筑西市西方）
舟木橋（糸繰川、筑西市舟生）
鬼怒川大橋（鬼怒川、筑西市 - 結城市境）

鬼怒川大橋は、全長624mのPC箱桁構造の橋梁で、筑西幹線道路の一部を構成しています。初代の橋は1960年に開通しましたが、老朽化のため架け替えられました。2代目の橋は2011年に開通し、暫定2車線で供用されています。

地理

通過する自治体

筑西市
結城市
結城郡八千代町
古河市

交差する道路

国道294号（筑西市一本松、起点）
茨城県道15号結城下妻線（筑西市関本中）
茨城県道233号山王下妻線（結城市山王）
茨城県道20号結城坂東線（結城市古宿新田、結城市山川新宿）
茨城県道124号新宿新田総和線（結城市新宿新田）
国道125号・茨城県道126号尾崎境線（古河市尾崎、終点）

沿線にある施設

茨城県立下館工業高等学校（筑西市西方）
つくば関城工業団地（筑西市舟生）
山川不動尊（結城市大字山川新宿）

脚注

注釈

道路のデータは、茨城県の道路現況調書に基づいています。

出典

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

参考文献

茨城県土木部

関連項目

茨城県の県道一覧
筑西幹線道路

外部リンク

茨城県土木部
筑西土木事務所（筑西市、結城市区間の道路管理者）
常総工事事務所（八千代町区間の道路管理者）
境工事事務所（古河市区間の道路管理者）
千葉県県土整備部
* 東葛飾土木事務所（野田市区間の道路管理者）

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