茨城県道253号水戸枝川線

茨城県道253号水戸枝川線

茨城県道253号水戸枝川線は、水戸市東桜川2丁目を起点とし、ひたちなか市枝川に至る、全長約2.1kmの県道です。この路線は、水戸市街地を縦断し、那珂川に架かる寿橋を渡るルートを通ります。

概要

この県道は、水戸市東桜川の国道51号交差点から始まり、市街地を抜け、那珂川に架かる寿橋を渡って、ひたちなか市枝川の県道63号交差点に至ります。起点の近くでは県道174号と、終点の近くでは県道232号とそれぞれ重複しています。

特筆すべき点として、水戸市内の約320mの区間が県道の指定から外れており、その区間は市道を経由して通行する必要があります。この道は、江戸時代には岩城相馬街道、明治時代初期には陸前浜街道の一部として利用され、1932年までは国道6号の一部でした。

路線データ

起点: 水戸市東桜川2丁目（国道51号交差点）
終点: ひたちなか市枝川字ざんざ町2473番地（県道63号交差点）
総延長: 2.149 km
重用延長: なし
未供用延長: なし
実延長: 2.149 km
自動車交通不能区間: なし

歴史

この路線は、1994年に一般県道中河内青柳曲尺手線の一部が主要地方道に昇格したことに伴い、残存区間が新たな県道として認定されたものです。当初は整理番号428でしたが、翌年に現在の253に変更されました。

那珂川に架かる寿橋は、1912年に竣工しましたが、1998年の台風で流失しました。その後、約500m上流に新たな橋が建設され、2009年に開通しました。

年表

1959年: 県道中河内青柳曲尺手線が路線認定。
1994年:
水戸枝川線（整理番号428）として県道認定。
旧県道中河内青柳曲尺手線が廃止。
1995年: 整理番号が253に変更。
2003年: バイパス（0.499km+1.575km）の道路区域が決定。
2009年:
旧道の一部（480m）が指定解除。
新道（約0.9km）が開通。
現道の一部（584m）が指定解除。

路線状況

起点付近では県道小泉水戸線、終点付近では県道市毛水戸線とそれぞれ重複区間があります。

重複区間

茨城県道174号小泉水戸線（起点付近、約225m）
茨城県道232号市毛水戸線（終点付近）

道路施設

寿橋

寿橋は、那珂川に架かる橋で、全長383m、幅14.5mの桁橋です。現在の橋は、1998年の水害で流失した初代の橋に代わり、2009年に開通しました。初代の橋は1912年に完成した木造橋で、地域住民に親しまれていましたが、老朽化のため1980年代に改修されました。しかし、1998年の水害で流失しました。

地理

通過する自治体

茨城県
水戸市
ひたちなか市

交差する道路

茨城県道174号小泉水戸線
茨城県道232号市毛水戸線

沿線施設

茨城交通
桜川
水戸市民運動場
那珂川

脚注

注釈

なし

出典

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』
長久保光明『陸前浜街道地誌』

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』
長久保光明『陸前浜街道地誌』

関連項目

* 茨城県の県道一覧

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