茨城県道306号下館停車場荒線

茨城県道306号下館停車場荒線について

茨城県道306号下館停車場荒線は、筑西市の下館駅北口ロータリーから市街地へと続く、全長593メートルの県道です。この道路は、JR水戸線の下館駅と接続し、駅利用者のアクセスを支える重要な役割を担っています。

路線の概要

起点は、下館駅北口ロータリーに位置する茨城県道305号下館停車場線との分岐点です。そこから、巽坂を上り、大町通りで西に折れて、筑西市荒町交差点へと至ります。この交差点で接続する道路は、かつて国道294号でしたが、常総バイパスの開通により一般道に降格されました。このため、現在の県道306号は、駅と接続しているにもかかわらず、終点が国道や他の県道と接続しない、いわゆる「盲腸線」となっています。この特徴は、かつての国道時代の名残です。

路線データ

起点: 筑西市田中町乙86番3地先（下館駅北口、茨城県道305号下館停車場線分岐点）
終点: 筑西市荒町乙（荒町交差点）
総延長: 593メートル
重用延長: なし
未供用延長: なし
実延長: 593メートル
自動車交通不能区間延長: なし

歴史

この路線の歴史は、1970年（昭和45年）に遡ります。当時、県道下館取手線が国道294号に昇格したことに伴い、県道下館停車場栄線がその一部区間を延長する形で、現在の茨城県道306号下館停車場荒線として再編されました。当初は、下館停車場から国道294号との交差点までを結ぶ路線として認定され、1995年（平成7年）に、整理番号306に変更されました。

1970年8月20日: 県道下館停車場栄線から、県道下館停車場荒線へ路線認定を変更。下館駅と国道294号交点を結ぶ一般県道として決定。
1991年5月27日: 再開発事業に伴い、起点の位置が変更され、延長が25メートル短縮。
1995年3月30日: 整理番号が359から現在の306に変更。

年表

1889年1月16日: 下館駅が開業。
1959年10月14日: 現在の路線の前身である県道下館停車場栄線が路線認定。
1970年2月16日: 国鉄水戸線の跨線橋完成により、県道下館取手線バイパスが開通。
1970年8月20日: 県道下館停車場栄線から県道下館停車場荒線に路線認定を変更。
1991年5月27日: 起点の位置変更。
1995年3月30日: 整理番号が359から306に変更。

地理

この県道が通過する自治体は、茨城県筑西市のみです。

交差する道路

茨城県道305号下館停車場線

沿線

JR下館駅

まとめ

茨城県道306号下館停車場荒線は、下館駅と市街地を結ぶ重要なアクセス道路であり、その短い距離ながらも歴史的な背景を持つ県道です。盲腸線のような形状は、かつての国道との関係性を示しており、地域の変遷を物語っています。

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