茨城県道322号諸沢西金停車場線

茨城県道322号諸沢西金停車場線

茨城県道322号諸沢西金停車場線は、茨城県常陸大宮市諸沢を起点とし、久慈郡大子町西金に至る、全長約7.9kmの一般県道です。JR水郡線西金駅へのアクセス道路としての役割も担っています。

概要

この県道は、常陸大宮市諸沢から、同市北富田、大子町北富田を経由し、大子町西金で終点となります。山間部を東西に横断する路線であり、沿線には民家が点在しますが、日当たりの悪い谷間を避けて、道路の北側の山の上に家を構えているのが特徴的です。茨城県内でも特に地形の厳しい場所を通っているため、急峻で狭隘な区間が多く存在します。

路線データ

起点：常陸大宮市諸沢（茨城県道249号山方水府線交点）
終点：久慈郡大子町西金（JR水郡線 西金駅接続点）
総延長：7.969 km
重用延長：0.019 km
未供用延長：なし
実延長：7.950 km
自動車交通不能区間延長：0.253 km

歴史

1959年（昭和34年）10月14日、県道諸沢西金停車場線として路線認定されました。当時は、那珂郡山方町大字諸沢を起点とし、久慈郡大子町西金停車場を終点とする区間でした。1995年（平成7年）には、整理番号が322に変更され、現在に至っています。

年表

1959年（昭和34年）10月14日：路線認定。道路区域は、那珂郡山方町大字諸沢の県道天下野山方線（現在の県道山方水府線）分岐から久慈郡大子町大字西金の西金停車場までと決定。
1968年（昭和43年）6月6日：久慈郡大子町大字西金地内の狭隘路を拡幅改良。
1969年（昭和44年）7月3日：久慈郡大子町大字盛金地内の狭隘路を道路改良。
1978年（昭和53年）12月21日：那珂郡山方町大字北富田 - 久慈郡大子町大字北富田間の登山道区間のバイパス道路（2.715 km）を新設。
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が205から322に変更。
2018年（平成30年）3月29日：久慈郡大子町大字西金地内の道路改良バイパス道路（約0.6 km）を供用開始。
2020年（令和2年）8月20日：常陸大宮市諸沢 - 常陸大宮市北富田間に待避所（5か所）を設置。

地理

通過する自治体

茨城県
常陸大宮市
久慈郡大子町

交差する道路

国道118号（久慈郡大子町西金）

沿線

三太の湯（常陸大宮市諸沢）

道路管理者

茨城県土木部
常陸大宮土木事務所（常陸大宮市区間）
常陸大宮土木事務所大子工務所（大子町区間）

その他

この県道は、山間部を通るため、急カーブや勾配のきつい区間が多く、運転には注意が必要です。また、冬季は積雪や路面凍結の恐れがあるため、冬用タイヤの装着などの対策が必要です。道路の大部分が山間部を走っており、人家が少ないため、特に夜間の通行は注意が必要です。

参考資料

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連情報

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