茨城県道328号谷井田稲戸井停車場線

茨城県道328号谷井田稲戸井停車場線について

茨城県道328号谷井田稲戸井停車場線は、つくばみらい市谷井田を起点とし、取手市にある関東鉄道常総線の稲戸井駅を終点とする、全長約7.7kmの県道です。この道路は、つくばみらい市の田園地帯から、守谷市の計画的な住宅街である「パークシティ守谷」を経由し、取手市の農村部へと至る、変化に富んだ景観が特徴です。

路線概要

この県道は、つくばみらい市谷井田で茨城県道19号取手つくば線と茨城県道130号常総取手線と交差する地点を起点としています。そこから小貝川を渡り、守谷市のニュータウンを経由し、取手市米ノ井にある稲戸井駅が終点となります。

沿線は、つくばみらい市内ではのどかな田園風景が広がり、守谷市内では整備された並木道が美しい住宅街が続きます。取手市内に入ると、農村風景を経て、旧稲戸井村の市街地へと至ります。

路線データ

起点: つくばみらい市谷井田（茨城県道19号、130号交点）
終点: 取手市米ノ井（稲戸井駅）
総延長: 7.690 km
重用延長: 0.071 km
実延長: 7.619 km

歴史

この県道は、1959年（昭和34年）10月14日に、県道谷井田稲戸井停車場線として認定されました。当初は筑波郡伊奈村大字谷井田を起点とし、北相馬郡取手町大字米ノ井の稲戸井停車場を終点としていました。

1995年（平成7年）に整理番号が328に変更され、現在に至ります。この間、道路の改良やバイパスの建設、橋の架け替えなどが進められてきました。

年表

1959年（昭和34年）10月14日：路線認定。筑波郡伊奈村大字谷井田から北相馬郡取手町大字米ノ井の稲戸井停車場までが道路区域として決定。
1968年（昭和43年）8月15日：筑波郡伊奈村大字谷井田 - 同村大字狸淵間のバイパス供用開始。
1987年（昭和62年）6月18日：筑波郡伊奈町大字谷井田 - 大字弥柳 - 大字山谷の区間が2車線化。
1989年（平成元年）1月12日：小貝川に架かる稲豊橋が架け替えられ供用開始。
1991年（平成3年）6月17日：取手市大字市之代 - みずき野 - 大字上高井の新道ルートが決定。
1993年（平成5年）2月12日：取手市市之代 - 北相馬郡守谷町守谷薬師堂下甲の新道が開通。
1994年（平成6年）3月10日：取手市大字市之代 - 大字貝塚 - 大字上高井の旧道が市道に降格。
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が280から328に変更。

路線状況

道路法に基づき、つくばみらい市谷井田から守谷市みずき野の間は、緊急輸送道路として電柱の設置が制限されています。これは、災害時の被害拡大を防ぐためです。

通称

いちょう通り: みずき野交差点までと、直通する都市計画道路郷州戸頭線の一部区間を合わせた通りの名称です。みずき野地区の南北を結び、銀杏並木が美しいです。
けやき通り: みずき野交差点から東、守谷市境までの区間を指します。みずき野地区の東西を結び、けやき並木が特徴です。

道路施設

稲豊橋: 小貝川に架かる橋で、つくばみらい市狸渕と取手市市之代を結びます。
市之代橋: 小貝川の支流に架かり、取手市市之代と守谷市本町を結びます。

地理

この県道が通過する自治体は、茨城県のつくばみらい市と取手市です。

交差する道路

茨城県道251号守谷藤代線
都市計画道路郷州戸頭線（直通）
都市計画道路郷州沼崎線（重複）

沿線の主な施設

さくらの杜公園
関東鉄道常総線 稲戸井駅

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧
つくばみらい市
守谷市
* 取手市

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