茨城県道359号茨城空港線

茨城県道359号茨城空港線について

茨城県道359号茨城空港線は、茨城県小美玉市にある茨城空港と、主要地方道である茨城県道144号紅葉石岡線を結ぶ、全長約2.8kmの一般県道です。この道路は、茨城空港への主要なアクセスルートとして機能しており、空港利用者の利便性向上に大きく貢献しています。

道路の概要

起点: 茨城県小美玉市与沢（茨城空港）
終点: 茨城県小美玉市川戸（茨城県道144号紅葉石岡線交点）
総延長: 2.827 km
重用延長: なし
未供用延長: なし
実延長: 2.827 km
自動車交通不能区間延長: なし

茨城空港のターミナルビル前から始まり、小美玉市野田を経由して茨城県道144号に接続するこの道路は、南北方向に伸びています。空港へのエントランス道路としての役割を担い、スムーズな交通を支えています。

歴史

この道路は、元々2001年（平成13年）に一般県道百里飛行場線として路線認定されました。当時は百里飛行場を起点とし、東茨城郡小川町を終点とする路線でした。その後、茨城空港（百里飛行場）への連絡道路として建設が開始され、2010年（平成22年）2月16日に暫定2車線で開通しました。茨城空港の開港に合わせて、同年3月11日には路線名が現在の茨城空港線へと改称されました。

年表

2001年（平成13年）12月13日：茨城県道359号百里飛行場線として路線認定。
2003年（平成15年）6月30日：道路建設工事の区域が決定（東茨城郡小川町大字与沢から同郡同町大字野田まで、延長2.828km）。
2004年（平成16年）12月21日：工事着工。
2010年（平成22年）
2月12日：道路の区域が変更（小美玉市大字与沢から同市大字野田まで、延長2.839km）。
2月16日：供用開始。
3月11日：路線名を茨城県道359号茨城空港線に改称。
2019年（令和元年）7月31日：全線が、通行する車両の高さの最高限度4.1mの道路、および国際コンテナ車の重量・長さ上限を引き上げる道路に指定。

道路状況

この道路は、緊急輸送道路としての役割も担っており、災害発生時には重要な役割を果たします。そのため、道路用地内への電柱の設置が制限され、災害時の被害拡大を防ぐための措置が講じられています。

道路施設

沿線には以下の主要な橋梁があります。

北山橋（北山池、小美玉市与沢）
川戸橋（梶無川、小美玉市川戸）

地理

道路は平坦な台地を通っており、周辺はニラ畑と農家が点在するのどかな風景が広がっています。線形は終点付近に緩やかなカーブが見られるものの、その他はほぼ直線で、見通しの良い道路となっています。

通過する自治体

茨城県小美玉市

交差する道路

茨城県道360号大和田羽生線（茨城県小美玉市与沢・茨城空港前交差点）
茨城県道144号紅葉石岡線（茨城県小美玉市野田/川戸・川戸西交差点）

沿線施設

航空自衛隊百里基地（茨城空港・百里飛行場）
空のえきそ・ら・ら（小美玉市山野）
* 小美玉市立小川北中学校（小美玉市川戸）

まとめ

茨城県道359号茨城空港線は、茨城空港へのアクセスを担うだけでなく、地域住民の生活を支える重要な道路です。空港利用者の利便性向上と、災害時の緊急輸送路としての役割を果たすため、今後もその重要性は変わらないでしょう。

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