茨城県道360号大和田羽生線

茨城県道360号大和田羽生線について

茨城県道360号大和田羽生線は、茨城県鉾田市大和田を起点とし、行方市羽生に至る全長約11kmの一般県道です。この道路は、茨城空港へのアクセス道路としての役割を担い、地域の交通を支える重要な路線となっています。

路線概要

この県道は、鉾田市大和田の菅野谷交差点から始まり、百里飛行場（茨城空港）の西側外周を通り、行方市羽生の国道355号交差点に至ります。その総延長は10.973kmで、重用延長は0.091km、実延長は10.882kmです。道路はほぼ全線が開通しており、自動車交通不能区間は存在しません。

歴史

この道路の前身は、茨城県道339号大和田桃浦停車場線でした。しかし、鹿島鉄道鉾田線の廃線に伴い桃浦駅が廃止されたため、2008年4月17日にこの路線は廃止されました。その後、大和田桃浦停車場線の主要区間を引き継ぎ、新たな県道として茨城県道360号大和田羽生線が認定されました。

2008年4月17日には路線が認定され、同年12月25日には道路区域が決定しました。その後、2014年1月23日には行方市羽生地区の狭隘路の一部が2車線化され、2016年12月15日には終点の国道355号取付道路が供用開始されました。2017年3月23日には、終点付近の旧道が移管されています。

道路状況

この道路は、基本的に対向2車線（片側1車線）で整備されていますが、鉾田市大和田地区の一部には1.5車線幅の狭隘な区間が残っています。2014年から2017年にかけて、行方市羽生地区を中心に線形改良や道路拡幅工事が進められました。交通量は比較的少ないものの、沿線には小学校や幼稚園があり、茨城県南地域から茨城空港へのアクセス道路としても重要な役割を担っています。

県は、この道路の交通量が増加すると予測しており、今後の更なる整備が期待されています。また、この道路の一部区間は、災害発生時の緊急輸送道路として、道路用地内への電柱建設が制限されています。

緊急輸送道路区間

以下の区間が、緊急輸送道路として指定されています。

鉾田市大和田（菅野谷交差点） - 小美玉市与沢（茨城空港南交差点）
小美玉市与沢（茨城空港南交差点） - 行方市羽生（国道355号交差）

通過自治体

この県道は、以下の自治体を通過します。

茨城県
鉾田市
小美玉市
行方市

交差する道路

以下の道路と交差しています。

茨城県道8号小川鉾田線
茨城県道359号茨城空港線

沿線施設

航空自衛隊百里飛行場（茨城空港）

参考資料

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連リンク

茨城県土木部
鉾田工事事務所
* 水戸土木事務所

この道路は、地域の発展とともに、今後も重要な役割を果たしていくことが期待されます。

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